これまで、"糖尿病とワクチン" との関係では、<2型糖尿病の治療薬にDPP-4の働きを阻害する薬> という文脈で "ワクチン" 療法が注目されていた。
◆ 参照 当誌過去の "糖尿病,ワクチン" 関連記事
○ <...... 食後に小腸から出るホルモンは、膵臓(すいぞう)からのインスリン分泌を促し、血糖を下げる。一方、血中にわずかに存在する酵素「DPP-4」はこのホルモンを分解し血糖の低下を抑制する。現在、2型糖尿病の治療薬にDPP-4の働きを阻害する薬がある ......> ( 糖尿病治療の新手法 "ワクチン"で!酵素"DPP-4"を標的!マウスでの効果確認(大阪大)!/当誌 2014.03.19 )
今回注目する下記引用サイト記事 : ウイルス原因の糖尿病確認 関連遺伝子、初めて発見/【共同通信】/2015.04.07 - 18:27 は、冒頭の "2型糖尿病" のケースの事情とは異なり、"1型糖尿病" に関して<体内に侵入したウイルスの増殖を遺伝子変異のせいで抑えられないために発症率が高まること> を報じている。 もちろん、当該の "関連遺伝子" が "初めて発見!" されたのだという。
<生活習慣病に関係なく血糖の濃度が異常に上昇する1型糖尿病は、体内に侵入したウイルスの増殖を遺伝子変異のせいで抑えられないために発症率が高まることを、九州大などのグループがマウス実験で初めて突き止めた。7日付の英科学誌に掲載された。 糖尿病は生活習慣病が起因の2型と、乳幼児期や若年期に多く発症する1型があり、1型の一部は風疹、おたふくかぜなどのウイルスが原因と考えられてきたが、明確な証拠はなかった。 ウイルス感染で糖尿病が発症するメカニズムの一端が解明されたことで、グループは「人もウイルス感染が危険因子になりえる。ワクチン開発が期待できる」としている。> とある。
ウイルス原因の糖尿病確認 関連遺伝子、初めて発見/【共同通信】/2015.04.07 - 18:27
生活習慣病に関係なく血糖の濃度が異常に上昇する1型糖尿病は、体内に侵入したウイルスの増殖を遺伝子変異のせいで抑えられないために発症率が高まることを、九州大などのグループがマウス実験で初めて突き止めた。7日付の英科学誌に掲載された。
糖尿病は生活習慣病が起因の2型と、乳幼児期や若年期に多く発症する1型があり、1型の一部は風疹、おたふくかぜなどのウイルスが原因と考えられてきたが、明確な証拠はなかった。
ウイルス感染で糖尿病が発症するメカニズムの一端が解明されたことで、グループは「人もウイルス感染が危険因子になりえる。ワクチン開発が期待できる」としている。
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