"がんの再発・転移" の仕組み解明のために、"がんの親玉:がん幹細胞" の正体を究明しようとする研究が進められている。
ただ、<この "がん幹細胞" は、"数も少なくて潜伏している" ため、体内で発見することは不可能に近い!> という "厳しい課題!" に直面せざるを得なかった。
◆ 参照 当誌過去の "がん幹細胞" 関連記事
(1) <...... "がんの再発・転移" の仕組みを解明するためにも、その正体を暴かなければならないのが "がんの元になる細胞"、"がんの親玉:がん幹細胞" という存在の構造だと考えられている。 ところが、この "がん幹細胞" は、"数も少なくて潜伏している" ため、体内で発見することは不可能に近い! とされている ......> ( がん幹細胞は一種類だけではない!~マウスiPS細胞により世界で初めて証明~(岡山大)/当誌 2014.07.19 )
(2) <...... "捉え所がない!" とされてきた "がん幹細胞" の正体を明かすために、これを "iPS技術" を使って作製し、研究材料としようとする、そんな新しいアプローチ ......> ( "iPS技術"で"がんの親玉:がん幹細胞"を作製(神戸大)!根源を叩く治療法開発等に貢献!/当誌 2014.07.11 )
今回注目する下記引用サイト記事 : がん幹細胞を可視化・抑制 三重大が新物質発見/【共同通信】/2015.04.10 - 16:50 は、<がんのもとになる「がん幹細胞」に取り付いて可視化する物質を見つけた。発光する特性を持ち、がん幹細胞が集中する箇所が見えるようになる上、増殖抑制作用も認められ、効果的ながん治療法の開発が期待される> と報じている。
<三重大大学院医学系研究科の研究チームは、がんのもとになる「がん幹細胞」に取り付いて可視化する物質を見つけ、英科学誌電子版に発表した。発光する特性を持ち、がん幹細胞が集中する箇所が見えるようになる上、増殖抑制作用も認められ、効果的ながん治療法の開発が期待されるという。 がん幹細胞は、がん細胞の中に存在し、再発や転移の主な原因とされる。極めて少数しか存在せず、発見が難しい上、抗がん剤も効きにくい。この物質は発光するだけでなく、がん幹細胞の増殖を抑え死滅に導く。> とある。
がん幹細胞を可視化・抑制 三重大が新物質発見/【共同通信】/2015.04.10 - 16:50
三重大大学院医学系研究科の研究チームは、がんのもとになる「がん幹細胞」に取り付いて可視化する物質を見つけ、英科学誌電子版に発表した。発光する特性を持ち、がん幹細胞が集中する箇所が見えるようになる上、増殖抑制作用も認められ、効果的ながん治療法の開発が期待されるという。
がん幹細胞は、がん細胞の中に存在し、再発や転移の主な原因とされる。極めて少数しか存在せず、発見が難しい上、抗がん剤も効きにくい。この物質は発光するだけでなく、がん幹細胞の増殖を抑え死滅に導く。
"がんの再発・転移" を防ぐためには、"がんの親玉:がん幹細胞" への対策が欠かせないと認識され始めている現状で、上記記事での <この物質は発光するだけでなく、がん幹細胞の増殖を抑え死滅に導く> とあるのは、がん治療にとっての大きな朗報! であるに間違いない...... (2015.04.12)
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