多くの場合、がん発症が、"遺伝子異常" を原因としていることは広く知られてきた。
◆ 参照 当誌過去の "がん 遺伝子" 関連記事
(1) <これまで、"がんの発症" には "遺伝子異常" が深く関わっているとされてきた。 その事実は変わらないとしても、加えて "遺伝子異常がなくてもがんに......" というケースのあることが明らかになった。......> ( 遺伝子異常が原因にならないがんがあること!京都大iPS細胞を使った研究で明らかに!/当誌 2014.02.16 )
(2) 病気などの"原因遺伝子"が次々明らかに! "遺伝子操作"が治療の決め手となる趨勢か?!/当誌 2013.09.12
(3) "がん"になる可能性がある"遺伝子配列のわずかな違い(SNP)"!国際共同で新たに特定!/当誌 2013.03.29
今回注目する下記引用サイト記事 : 甲状腺がん仕組み解明、秋田大 2遺伝子が機能失い発症/【共同通信】/2015.04.17 - 01:05 は、<甲状腺がんは、がんを抑える2種類の遺伝子が機能を失うことによって発症する仕組みを発見> と報じている。
そして、<2種類のうち、がんを抑える「主ブレーキ役」は回復できないが「補助ブレーキ役」の働きは薬剤で回復できること> から、<治療薬開発に道を開く成果として注目> されている。
<甲状腺がんは、がんを抑える2種類の遺伝子が機能を失うことによって発症する仕組みを発見したと佐々木雄彦秋田大教授(医科学)らのチームが16日付の米医学誌に発表した。 2種類のうち、がんを抑える「主ブレーキ役」は回復できないが「補助ブレーキ役」の働きは薬剤で回復できることを、共同研究先の米ハーバード大が確認した。治療薬開発に道を開く成果として注目される。 二つの遺伝子は乳がんや前立腺がんで機能が低下する「INPP4B」と、多くのがん細胞で欠損する「PTEN」。チームは、これらの遺伝子を操作したマウスを作り甲状腺を分析した。> とある。
甲状腺がん仕組み解明、秋田大 2遺伝子が機能失い発症/【共同通信】/2015.04.17 - 01:05
甲状腺がんは、がんを抑える2種類の遺伝子が機能を失うことによって発症する仕組みを発見したと佐々木雄彦秋田大教授(医科学)らのチームが16日付の米医学誌に発表した。
2種類のうち、がんを抑える「主ブレーキ役」は回復できないが「補助ブレーキ役」の働きは薬剤で回復できることを、共同研究先の米ハーバード大が確認した。治療薬開発に道を開く成果として注目される。
二つの遺伝子は乳がんや前立腺がんで機能が低下する「INPP4B」と、多くのがん細胞で欠損する「PTEN」。チームは、これらの遺伝子を操作したマウスを作り甲状腺を分析した。
がん治療における "遺伝子操作アプローチ" は飛躍的に進展しているが、その成果が活かされた "効果的治療薬" の開発が待ち望まれる...... (2015.04.18)
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