なぜ、"副作用"が少ない"放射線"治療よりも、"抗がん剤"治療が選ばれてしまうのか?!

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 がん治療の "三大療法"(除去手術/抗がん剤/放射線)の内、"抗がん剤" 使用の治療法は最も広く採用され、それでいながらその "副作用" の大きさも強く懸念されている。

 ◆ 参照 当誌過去の "抗がん剤" 関連記事
 (1) "抗癌剤職業曝露"の実態調査進む!やはり気になる!ここまで有害とされる抗癌剤の使用!?/当誌 2014.07.29
 (2) 抗がん剤の強い毒性!医師/看護師/薬剤師ら「抗がん剤曝露(ばくろ)対策協議会」設立!/当誌 2014.06.30
 (3) 医療従事者の"抗がん剤曝露量"とは何?"抗がん剤"は"正常細胞"にも作用するため警戒?!/当誌 2014.06.27
 (4) "新しい"抗がん剤:"分子標的治療薬"に、従来の抗がん剤にはない"皮膚障害の副作用"!/当誌 2014.06.25
 (5) "抗がん剤"で死亡 病院に賠償命令!"抗がん剤"の"副作用危険性"に改めて"要注意"か?!/当誌 2014.05.20


 今回注目する下記引用サイト記事《1823》なぜ放射線治療より抗がん剤治療なのか がん医療、ここが分からない 長尾和弘(ながお・かずひろ)/朝日新聞/2015.04.18 は、<副作用のない放射線療法のほうが俄然良いような気がするのですが、どうして日本の医療では、抗がん剤治療のほうに圧倒的にウェイトが置かれているのでしょうか? 不思議でなりません> という Q.に対して、<なぜか? 単純に放射線治療医が儲からないからでしょうか?  正確に言うならば、放射線治療の診療報酬が低いからではないでしょうか。  また、抗がん剤は製薬会社に支えられている側面がありますが、放射線治療には応援団は少ない。 治療医自体が少ないことに加えて、あまり厚遇されてされていないような気がします......> といった実に率直な現状分析について報じている。

 <Q. 抗がん剤よりも化学放射線療法のほうが副作用は少ない?  ある本を読んでいたら、抗がん剤治療と放射線療法の延命効果はほぼ変わらないと書いてありました。  それならば、副作用のない放射線療法のほうが俄然良いような気がするのですが、どうして日本の医療では、抗がん剤治療のほうに圧倒的にウェイトが置かれているのでしょうか? 不思議でなりません  A. 私は放射線治療に関してまったくの素人なので、以下の意見は偏った見方かもしれません。  ただ結論から言って、日本のがん医療は、抗がん剤に偏りすぎていると感じます。  抗がん剤は全身療法ですが、放射線治療はほぼ局所療法で、全身へのダメージはまだましです。  もちろん骨髄抑制などの副作用が懸念されますが、それでもまだ副作用は軽いものと思います。  抗腫瘍効果も抗がん剤と比べて決して遜色ありませんし、場合によっては上です。  では、なぜそんなにいい放射線治療が、抗がん剤に比べてマイナーなのでしょうか?  放射線医は、放射線診断医放射線治療医に分かれていますが、  圧倒的に放射線診断医が多く、放射線治療医は不足しています。  なぜか?  単純に放射線治療医が儲からないからでしょうか?  正確に言うならば、放射線治療の診療報酬が低いからではないでしょうか。  医療機器は目玉が飛び出るほど高価でも、治療を担う医師の評価はビックリするほど低い。  また、抗がん剤は製薬会社に支えられている側面がありますが、放射線治療には応援団は少ない。  治療医自体が少ないことに加えて、あまり厚遇されてされていないような気がします。  機械には何億、何十億円というお金を払う割には、治療医への評価があまりに低いのでは。  だから抗がん剤派(化学療法医)に比べて、存在感が薄いような気がしてなりません。  諸外国のように国家を挙げて放射線治療をもっと推進すべきだと思うのですが......  以上は町医者の勝手な思いこみかみしれませんが、私はそう思っています。  長尾和宏 (ながお・かずひろ)> とある。

 《1823》 なぜ放射線治療より抗がん剤治療なのか がん医療、ここが分からない 長尾和弘(ながお・かずひろ)/朝日新聞/2015.04.18

 Q. 抗がん剤よりも化学放射線療法のほうが副作用は少ない?  ある本を読んでいたら、抗がん剤治療と放射線療法の延命効果はほぼ変わらないと書いてありました。

 それならば、副作用のない放射線療法のほうが俄然良いような気がするのですが、どうして日本の医療では、抗がん剤治療のほうに圧倒的にウェイトが置かれているのでしょうか? 不思議でなりません

 A. 私は放射線治療に関してまったくの素人なので、以下の意見は偏った見方かもしれません。
 ただ結論から言って、日本のがん医療は、抗がん剤に偏りすぎていると感じます。

 抗がん剤は全身療法ですが、放射線治療はほぼ局所療法で、全身へのダメージはまだましです。
 もちろん骨髄抑制などの副作用が懸念されますが、それでもまだ副作用は軽いものと思います。

 抗腫瘍効果も抗がん剤と比べて決して遜色ありませんし、場合によっては上です。
 では、なぜそんなにいい放射線治療が、抗がん剤に比べてマイナーなのでしょうか?

 放射線医は、放射線診断医放射線治療医に分かれていますが、
 圧倒的に放射線診断医が多く、放射線治療医は不足しています。

 なぜか?
 単純に放射線治療医が儲からないからでしょうか?

 正確に言うならば、放射線治療の診療報酬が低いからではないでしょうか。
 医療機器は目玉が飛び出るほど高価でも、治療を担う医師の評価はビックリするほど低い。

 また、抗がん剤は製薬会社に支えられている側面がありますが、放射線治療には応援団は少ない
 治療医自体が少ないことに加えて、あまり厚遇されてされていないような気がします。
 機械には何億、何十億円というお金を払う割には、治療医への評価があまりに低いのでは。
 だから抗がん剤派(化学療法医)に比べて、存在感が薄いような気がしてなりません。

 諸外国のように国家を挙げて放射線治療をもっと推進すべきだと思うのですが......
 以上は町医者の勝手な思いこみかみしれませんが、私はそう思っています。

 長尾和宏 (ながお・かずひろ)


 "より深刻な副作用" への懸念にもかかわらず、"抗がん剤治療" が選ばれ、依存され、<日本のがん医療は、抗がん剤に偏りすぎている> といった実情を形成している理由は、多分、<単純に放射線治療医が儲からないから、正確に言うならば、放射線治療の診療報酬が低いから> と言うのが正解なのであろう。"利得" 自体が、"説得力のある根拠" となってしまうのが、残念ながらこのご時世のリアルな趨勢かと思われる...... (2015.04.20)













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このページは、yasuo hiroseが2015年4月20日 00:01に書いたブログ記事です。

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