今回注目する下記引用サイト記事 1-2 : 中国でヒ素中毒症状2300人 鉱山の汚水処理、700人死亡/【共同通信】/2015.05.25 - 02:00 、 中国、2千万人がヒ素汚染の懸念 米科学誌に研究者グループ/【共同通信】/2013.08.28 - 15:45 は、 以前に伝えられていた <中国で2千万人近くがヒ素に汚染された地下水を飲んでいる可能性があるとの研究結果。新疆ウイグルと内モンゴル両自治区や河南省、山東省などの約1960万人が、ヒ素の含有量が高い地下水を飲み水として利用している可能性がある>( 【 引用記事 2 】 )に加えて、今回、新たに判明した次の事実を報道している。
<中国湖南省常徳市石門県白雲郷の薬品などの原料を製造してきた鉱山周辺で不適切な汚水処理などから、65年間で労働者や住民約2300人にヒ素中毒症状が出て、うち少なくとも700人が死亡していたことが24日、分かった。地元研究者や住民が明らかにした。> というのである。
<中国湖南省常徳市石門県白雲郷の薬品などの原料を製造してきた鉱山周辺で不適切な汚水処理などから、65年間で労働者や住民約2300人にヒ素中毒症状が出て、うち少なくとも700人が死亡していたことが24日、分かった。地元研究者や住民が明らかにした。 住民の多くが皮膚がんにかかるなど大きな被害が出た宮崎県・土呂久のヒ素鉱害と酷似していることを専門家が確認した。この鉱山は農薬や薬品、殺虫剤の原料となる亜ヒ酸などが採取でき、同種の鉱山としてはアジア最大規模。 取材に応じた多くの住民が、皮膚に黒や白の斑点ができ、皮膚がんなどの症状に苦しんでいた。(白雲郷共同)> とある。
【 引用記事 1 】
中国でヒ素中毒症状2300人 鉱山の汚水処理、700人死亡/【共同通信】/2015.05.25 - 02:00
中国湖南省常徳市石門県白雲郷の薬品などの原料を製造してきた鉱山周辺で不適切な汚水処理などから、65年間で労働者や住民約2300人にヒ素中毒症状が出て、うち少なくとも700人が死亡していたことが24日、分かった。地元研究者や住民が明らかにした。
住民の多くが皮膚がんにかかるなど大きな被害が出た宮崎県・土呂久のヒ素鉱害と酷似していることを専門家が確認した。この鉱山は農薬や薬品、殺虫剤の原料となる亜ヒ酸などが採取でき、同種の鉱山としてはアジア最大規模。
取材に応じた多くの住民が、皮膚に黒や白の斑点ができ、皮膚がんなどの症状に苦しんでいた。
(白雲郷共同)
【 引用記事 2 】 (以前の記事)
中国、2千万人がヒ素汚染の懸念 米科学誌に研究者グループ/【共同通信】/2013.08.28 - 15:45
【北京共同】中国で2千万人近くがヒ素に汚染された地下水を飲んでいる可能性があるとの研究結果が28日までに米科学誌サイエンスに発表され、中国国内で波紋が広がっている。
研究は中国人とスイス人の研究者グループが実施。中国の衛生当局が行った井戸の含有量の調査結果を基に、地質や人口などのデータなどを計算式に入れて、全土のヒ素汚染を推計。新疆ウイグルと内モンゴル両自治区や河南省、山東省などの約1960万人が、ヒ素の含有量が高い地下水を飲み水として利用している可能性があるという。
衛生当局は、安全性を強調。官製メディアも、ほとんどこの問題を報道していない。
今回指摘、報道されている "公害" は、<住民の多くが皮膚がんにかかるなど大きな被害が出た宮崎県・土呂久のヒ素鉱害と酷似していることを専門家が確認>( 筆者注:土呂久砒素公害(とろくひそこうがい)とは1920年~1941年と1955年~1962年の計約30年間、宮崎県西臼杵郡高千穂町の旧土呂久鉱山での公害 ) とあるように、ひと頃の日本における野放図な "公害" を想起させる。 常軌を逸した "空気汚染、PM2・5(ピーエムニテンゴ)" と併せて、早急の被害防止策が望まれる...... (2015.05.26)
コメントする