海外に半年以上滞在した人、半数が"多剤耐性菌"(ESBL産生大腸菌)に感染!(東京医大)

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 今、世界中で、"抗生物質" の効かない "耐性菌/多剤耐性菌" によって汚染されている現状、"ペニシリン以前の時代"に戻ろうとしている? かのような危機的な状況、が危惧されている。

 ◆ 参照 当誌過去の "多剤耐性菌" 関連記事

 (1) 院内感染で問題の"多剤耐性菌"!実態把握へ報告義務づけ(厚労省)!海外から持込まれ!/当誌 2014.10.01
 (2) 世界は"ペニシリン以前の時代"に戻ろうとしている?WHO 世界中の"耐性菌感染"に警告!/当誌 2014.05.02
 (3) "新型"多剤耐性菌(CRE)か?! 院内感染110人/大阪医療センター 免疫低下患者は要警戒?!/当誌 2014.03.20


 今回注目する下記引用サイト記事海外に半年以上滞在した人、半数が多剤耐性菌に感染/yomiDr. ヨミドク/2015.05.08 は、そんな中で、現状の危惧を裏打ちするかのように、<海外に半年以上滞在した日本人の約半数が、複数の抗生物質が効かない多剤耐性菌の「ESBL産生大腸菌」に感染していたこと。渡航先別では、サハラ以南のアフリカが最多の7人、東南アジア6人、南アジア5人、中東・北アフリカ4人> と報じている。

 <海外に半年以上滞在した日本人の約半数が、複数の抗生物質が効かない多剤耐性菌の「ESBL産生大腸菌」に感染していたことが、東京医大などの研究チームの調査で分かった。  研究チームは、海外赴任がある企業の協力を得て、2012年9月から15年3月までの間、20~50歳代の男女45人について渡航前と帰国後のふん便を調査。その結果、22人からESBL産生大腸菌を検出。渡航先別では、サハラ以南のアフリカが最多の7人、東南アジア6人、南アジア5人、中東・北アフリカ4人。欧米の赴任者7人からは検出されなかった。  多剤耐性菌は、過剰や過少な抗生物質の使用などにより変異した細菌。複数の抗生物質を分解する能力がある。健康な人が感染してもすぐに発病するわけではなく、今回感染が確認された22人も無症状だった。ただ、抵抗力が弱い入院患者らの場合は、重症化につながる恐れがある。研究チームの水野泰孝・東京医大感染症科准教授は「ESBL産生大腸菌に感染する可能性が高い地域からの帰国者が入院した場合、医療機関は感染の確認が済むまで、他の患者と部屋を分けるなどの対応が必要」と警戒を呼びかけている。 (2015年5月8日 読売新聞)> とある。

 海外に半年以上滞在した人、半数が多剤耐性菌に感染/yomiDr. ヨミドク/2015.05.08

 海外に半年以上滞在した日本人の約半数が、複数の抗生物質が効かない多剤耐性菌の「ESBL産生大腸菌」に感染していたことが、東京医大などの研究チームの調査で分かった。

 研究チームは、海外赴任がある企業の協力を得て、2012年9月から15年3月までの間、20~50歳代の男女45人について渡航前と帰国後のふん便を調査。その結果、22人からESBL産生大腸菌を検出。渡航先別では、サハラ以南のアフリカが最多の7人、東南アジア6人、南アジア5人、中東・北アフリカ4人。欧米の赴任者7人からは検出されなかった。

 多剤耐性菌は、過剰や過少な抗生物質の使用などにより変異した細菌。複数の抗生物質を分解する能力がある。健康な人が感染してもすぐに発病するわけではなく、今回感染が確認された22人も無症状だった。ただ、抵抗力が弱い入院患者らの場合は、重症化につながる恐れがある。研究チームの水野泰孝・東京医大感染症科准教授は「ESBL産生大腸菌に感染する可能性が高い地域からの帰国者が入院した場合、医療機関は感染の確認が済むまで、他の患者と部屋を分けるなどの対応が必要」と警戒を呼びかけている。

(2015年5月8日 読売新聞)


 現在、医療機関には高齢の入院患者が少なくないと容易に推測されるわけだが、そうだからこそ、"多剤耐性菌" による "院内感染" で不慮の事態につながらないよう、医療機関は十分に配慮し対策を講じてほしいものだ...... (2015.05.11)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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