"iPS細胞を使った移植/再生医療" は、大きな成果が期待されている一方で、"iPS細胞作製" 過程における、時間、コストほか種々の制約などが課題とされ、研究が続けられている。
◆ 参照 当誌過去の "iPS細胞移植" 関連記事
○ iPS細胞移植手術、"他人の細胞からのiPS細胞作製"でコスト大幅減!手術待ち期間短縮!/当誌 2015.03.23
今回注目する下記引用サイト記事 : 医療用iPSを秋にも提供...京大研究所/yomiDr. ヨミドク/2015.04.30 は、<京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)は28日、患者本人以外の人から作製し、保存している医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を、今秋にも医療機関などに提供できる見通しが立ったと発表> と報じている。
<京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)は28日、患者本人以外の人から作製し、保存している医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を、今秋にも医療機関などに提供できる見通しが立ったと発表した。 患者本人の細胞から作る手間やコストの削減につながると期待され、同研究所は「iPS細胞を用いた再生医療に弾みがつく」としている。 同研究所は、拒絶反応を起こしにくい白血球の型を持つ人の協力を得てiPS細胞を作り、医療用として備蓄する「iPS細胞ストック」を2013年に開始>。今回、1人目のiPS細胞ができたという。 今秋まで、がん化の危険の有無などについて最終チェックを行い、問題がなければ提供を始める。このiPS細胞は、日本人の約2割に使えるという。最終的には、75~150人に協力してもらい、日本人の8~9割のカバーを目指す。 提供先は、患者本人のiPS細胞を用いた目の難病治療を昨年9月に行った理化学研究所のほか、パーキンソン病などの治療を計画している京都大、慶応大、大阪大などを想定している。 (2015年4月30日 読売新聞)> とある。
医療用iPSを秋にも提供...京大研究所/yomiDr. ヨミドク/2015.04.30
京都大iPS細胞研究所(山中伸弥所長)は28日、患者本人以外の人から作製し、保存している医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を、今秋にも医療機関などに提供できる見通しが立ったと発表した。
患者本人の細胞から作る手間やコストの削減につながると期待され、同研究所は「iPS細胞を用いた再生医療に弾みがつく」としている。
同研究所は、拒絶反応を起こしにくい白血球の型を持つ人の協力を得てiPS細胞を作り、医療用として備蓄する「iPS細胞ストック」を2013年に開始>。今回、1人目のiPS細胞ができたという。
今秋まで、がん化の危険の有無などについて最終チェックを行い、問題がなければ提供を始める。このiPS細胞は、日本人の約2割に使えるという。最終的には、75~150人に協力してもらい、日本人の8~9割のカバーを目指す。
提供先は、患者本人のiPS細胞を用いた目の難病治療を昨年9月に行った理化学研究所のほか、パーキンソン病などの治療を計画している京都大、慶応大、大阪大などを想定している。
(2015年4月30日 読売新聞)
まだ、<がん化の危険の有無などについて最終チェック> が残されているとのことであるが、2013年から開始された <拒絶反応を起こしにくい白血球の型を持つ人の協力を得てiPS細胞を作り、医療用として備蓄する「iPS細胞ストック」> が、いよいよ臨床現場へと提供される見通しとなったわけだ...... (2015.05.02)
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