軽度認知症の患者には、血液が固まるのを防ぎ、脳梗塞予防などに用いられる薬「シロスタゾール」に、悪化進行を "抑制する効果" のあることが報告されてきた。
◆ 参照 当誌過去の "シロスタゾール" 関連記事
(1) "認知症"が、"既存薬(シロスタゾール/インスリン)"でくい止められた!(NHKスペシャル)/当誌 2014.07.22
(2) (再) 脳梗塞予防の既存薬「シロスタゾール」!アルツハイマー型認知症の進行を抑制!/当誌 2014.03.12
(3) <血液が固まるのを防ぎ、脳梗塞予防などに用いられる薬「シロスタゾール」に、認知症の進行を抑える効果のあることが、国立循環器病研究センターなどの研究で分かった/ 認知症患者は血管の病気を併発しやすく、シロスタゾールを服用することがある。研究グループは、アルツハイマー型認知症で治療中の人を、シロスタゾールを内服したグループとしなかったグループに分け、認知機能の変化を比較した。 その結果、軽度認知症の患者では、内服した人の認知機能の年間低下率は、しなかった人の約8割に抑えられた。また、記憶したり、自分のいる場所を正確に把握したりする能力も改善した> ( アルツハイマー型認知症の進行を既存薬(脳梗塞予防薬「シロスタゾール」)内服で抑制!/当誌 2014.02.28 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 認知症予防の治験開始 軽度障害に抗血小板薬/【共同通信】/2015.05.26 - 19:19 は、 <国立循環器病研究センター(大阪府)は26日、脳梗塞の再発予防などに広く使われている抗血小板薬で、認知症を予防できるか検証する医師主導の臨床試験(治験)を開始したと発表。 認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)の人に、血液が固まるのを防ぐ錠剤「シロスタゾール(一般名)」を投与して、認知症への進行を抑えられるか調べる> と報じている。
<国立循環器病研究センター(大阪府)は26日、脳梗塞の再発予防などに広く使われている抗血小板薬で、認知症を予防できるか検証する医師主導の臨床試験(治験)を開始したと発表した。ほかに全国で10施設も治験に参加する。 認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)の人に、血液が固まるのを防ぐ錠剤「シロスタゾール(一般名)」を投与して、認知症への進行を抑えられるか調べる。 MCIは日常生活に支障はないが、本人や家族が物忘れに気づき始めて病院を訪れ、医師の問診などで判定される。5年以内に半数がアルツハイマー病などの認知症に進むとされる。> とある。
認知症予防の治験開始 軽度障害に抗血小板薬/【共同通信】/2015.05.26 - 19:19
国立循環器病研究センター(大阪府)は26日、脳梗塞の再発予防などに広く使われている抗血小板薬で、認知症を予防できるか検証する医師主導の臨床試験(治験)を開始したと発表した。ほかに全国で10施設も治験に参加する。
認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)の人に、血液が固まるのを防ぐ錠剤「シロスタゾール(一般名)」を投与して、認知症への進行を抑えられるか調べる。
MCIは日常生活に支障はないが、本人や家族が物忘れに気づき始めて病院を訪れ、医師の問診などで判定される。5年以内に半数がアルツハイマー病などの認知症に進むとされる。
軽度認知障害に対する進行抑制効果ありとされてきた<血液が固まるのを防ぐ錠剤「シロスタゾール」>(既存薬) が、臨床試験(治験)によってその効き目が評価されることで、増加の一途を辿っているいるとされる認知症患者さんたちに速やかに供されることを期待したい...... (2015.05.28)
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