その "ワクチンの副作用問題" で注目を浴び続けているのが、"子宮頸がん"。 また、"その治療法" と "治療後の妊娠確率!" との関係という悩ましい問題でも関心を集めてきた。
◆ 参照 当誌過去の "子宮頸がん" 関連記事
○ 従来は切除していた"神経残す"子宮頸がん手術(島根大)導入!妊娠率向上が期待できる!/当誌 2014.09.17
今回注目する下記引用サイト記事 : 腹腔鏡で子宮全摘、頸がん切除に成功...島根大/yomiDr. ヨミドク/2015.05.15 は、 <子宮を周辺組織ごと摘出するのが根治を目指す標準的な治療>、"全摘手術"="開腹手術" に対して、<開腹せず、小さな傷だけで子宮頸(けい)がんを切除する腹腔(ふくくう)鏡下子宮全摘手術に山陰地方の医療機関で初めて成功した> と報じている。 "出血量" も大幅に抑制され、患者の負担が少なからず軽減されたという。
<島根大付属病院(島根県出雲市)は14日、開腹せず、小さな傷だけで子宮頸(けい)がんを切除する腹腔(ふくくう)鏡下子宮全摘手術に山陰地方の医療機関で初めて成功した、と発表した。 患者の負担は少ないものの執刀医の高い技量などが求められ、現在は保険診療の対象外。今後、保険適用を目指し、安全性、有効性を実証していきたいとしている。 産科婦人科の京哲(きょうさとる)教授(54)らのチーム。この日、記者会見した京教授らによると、比較的早い段階(1~2期)の子宮頸部のがんは、子宮を周辺組織ごと摘出するのが根治を目指す標準的な治療とされる。従来、へその周囲を含め、数十センチの長さでメスを入れる開腹手術が一般的だった。 チームは2月に医学部倫理委員会の承認を受け、4月23日に県西部の初期(1期)の60歳代患者を手術。腹腔鏡と鉗子(かんし)を通す直径1~2センチの傷を4か所開け、子宮を周囲の器官から切除し、膣(ちつ)から摘出した。出血量は300ミリ・リットルで、一般的な全摘手術の1000~2000ミリ・リットルより大幅に抑えることができたという。 患者は5月3日に退院後も経過は良好で、13日の検診の際、「生活も元通りになり、手術をやってよかった」と話していたという。 京教授は「これまで医師の訓練を重ね、安全性にも十分に配慮している。対象となる患者にとっては朗報だ」と強調している。(高田史朗) (2015年5月15日 読売新聞)> とある。
腹腔鏡で子宮全摘、頸がん切除に成功...島根大/yomiDr. ヨミドク/2015.05.15
島根大付属病院(島根県出雲市)は14日、開腹せず、小さな傷だけで子宮頸(けい)がんを切除する腹腔(ふくくう)鏡下子宮全摘手術に山陰地方の医療機関で初めて成功した、と発表した。
患者の負担は少ないものの執刀医の高い技量などが求められ、現在は保険診療の対象外。今後、保険適用を目指し、安全性、有効性を実証していきたいとしている。
産科婦人科の京哲(きょうさとる)教授(54)らのチーム。この日、記者会見した京教授らによると、比較的早い段階(1~2期)の子宮頸部のがんは、子宮を周辺組織ごと摘出するのが根治を目指す標準的な治療とされる。従来、へその周囲を含め、数十センチの長さでメスを入れる開腹手術が一般的だった。
チームは2月に医学部倫理委員会の承認を受け、4月23日に県西部の初期(1期)の60歳代患者を手術。腹腔鏡と鉗子(かんし)を通す直径1~2センチの傷を4か所開け、子宮を周囲の器官から切除し、膣(ちつ)から摘出した。出血量は300ミリ・リットルで、一般的な全摘手術の1000~2000ミリ・リットルより大幅に抑えることができたという。
患者は5月3日に退院後も経過は良好で、13日の検診の際、「生活も元通りになり、手術をやってよかった」と話していたという。
京教授は「これまで医師の訓練を重ね、安全性にも十分に配慮している。対象となる患者にとっては朗報だ」と強調している。
(高田史朗)(2015年5月15日 読売新聞)
この間、残念ながら、忌まわしい "医療事故" で話題とされてきた "腹腔鏡下手術" ではある。 だが、もちろん、"執刀医の高い技量など" が備わるならば、"患者の負担が少ない成果" に結実するもののようである...... (2015.05.18)
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