"インフォームドコンセント" が浸透し始めているとは言うものの、相変わらず「素人で分かりませんので、先生にお任せいたします」という "がん患者" の多いのが現状とか......。
そんな現状で次第に注目されだしているのが、"セカンドオピニオン" である。
◆ 参照 当誌過去の "セカンドオピニオン" 関連記事
(1) 膀胱がん、男性ホルモンの分泌を抑えることで、がんの再発が抑えられるとの研究結果!/当誌 2015.03.31
(2) <「がんをテーマにした講演会では十分な選択肢を示さずぼうこうを全摘する日本の医療現場に『とても先進国とは思えない。詐欺みたいなもんだ』と苦言を呈し、セカンドオピニオンの重要性を説いていました」(関係者)> ( 文太さん、セカンドオピニオンの重要性訴えた!"膀胱全摘"判断に傾く日本の医療現場!/当誌 2014.12.04 )
(3) 今"がん治療"では「先生にお任せいたします」が通用しない!?"がんリテラシー"が必須!/当誌 2014.06.29
今回注目する下記引用サイト記事 : 受けたいけど情報不足 セカンドオピニオン/47 NEWS 医療新世紀/2015.06.02 は、 <例えば、がんなどの大病を患って手術を勧められたら、あなたはどうするか。主治医の方針をすぐに受け入れるのか、それとも主治医以外の医師や、別の医療機関の意見である「セカンドオピニオン」を求めるのか。 9割近い人がセカンドオピニオンを望んでいるのに、そのうちの3人に1人は、いざとなると受けられないだろうと考えていることが、電話健康相談最大手のティーペック (東京)の調査で分かった。どうすれば受けられるのかという具体的情報や、受けやすい環境の整備が不足しているとみられる。> と報じている。
<例えば、がんなどの大病を患って手術を勧められたら、あなたはどうするか。主治医の方針をすぐに受け入れるのか、それとも主治医以外の医師や、別の医療機関の意見である「セカンドオピニオン」を求めるのか。 9割近い人がセカンドオピニオンを望んでいるのに、そのうちの3人に1人は、いざとなると受けられないだろうと考えていることが、電話健康相談最大手のティーペック (東京)の調査で分かった。どうすれば受けられるのかという具体的情報や、受けやすい環境の整備が不足しているとみられる。 ことし4月、全国の20~60代の男女計3千人を対象にインターネットを通じて質問した。すると、セカンドオピニオンを受けたいと思っている人は全体の88%(2640人)に上った。 その理由を複数回答方式で尋ねると「他に治療法がないか聞きたい」が2065人、「主治医の治療方針が正しいかどうか確認したい」が1745人で、納得して治療を受けたいという傾向が強かった。一方で「医療事故・ミスを避けたい」「医師に不信感を持ったことがあるから」という回答も多かった。 しかし、実際にセカンドオピニオンを受けられるかどうか聞くと34%が「できないと思う」と回答。理由(複数回答)としては「主治医に悪い」(212人)といった医師への遠慮が意外に少ない一方で、「どの医師から受けるべきか判断できない」(585人)、「医師のつてがない」(514人)など情報不足を訴える声が多かった。 近年増えているセカンドオピニオン外来の存在を知らない人も全体の68%に上り、同社は「実際に利用される仕組みを作ることが求められている」と分析している。> とある。
受けたいけど情報不足 セカンドオピニオン/47 NEWS 医療新世紀/2015.06.02
例えば、がんなどの大病を患って手術を勧められたら、あなたはどうするか。主治医の方針をすぐに受け入れるのか、それとも主治医以外の医師や、別の医療機関の意見である「セカンドオピニオン」を求めるのか。
9割近い人がセカンドオピニオンを望んでいるのに、そのうちの3人に1人は、いざとなると受けられないだろうと考えていることが、電話健康相談最大手のティーペック (東京)の調査で分かった。どうすれば受けられるのかという具体的情報や、受けやすい環境の整備が不足しているとみられる。
ことし4月、全国の20~60代の男女計3千人を対象にインターネットを通じて質問した。
すると、セカンドオピニオンを受けたいと思っている人は全体の88%(2640人)に上った。その理由を複数回答方式で尋ねると「他に治療法がないか聞きたい」が2065人、「主治医の治療方針が正しいかどうか確認したい」が1745人で、納得して治療を受けたいという傾向が強かった。一方で「医療事故・ミスを避けたい」「医師に不信感を持ったことがあるから」という回答も多かった。
しかし、実際にセカンドオピニオンを受けられるかどうか聞くと34%が「できないと思う」と回答。理由(複数回答)としては「主治医に悪い」(212人)といった医師への遠慮が意外に少ない一方で、「どの医師から受けるべきか判断できない」(585人)、「医師のつてがない」(514人)など情報不足を訴える声が多かった。
近年増えているセカンドオピニオン外来の存在を知らない人も全体の68%に上り、同社は「実際に利用される仕組みを作ることが求められている」と分析している。
いざ、自身が "がん患者の当事者" となってみると冷静さを失うこともあろうし、また "主治医の立場云々......" という屈折した側面の問題も気掛かり......。
とかく、"セカンドオピニオン" の活用に至るまでのハザードは小さくない。せめて、判断材料となる "関連情報" くらいは整備されていて欲しいものだ...... (2015.06.05)
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