"がんのにおい"!"口臭"から"食道がん"の早期発見につなげようという研究!(順天堂大)

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 "がん" が発する "におい" は、以前から着目されてきた。 "におい" が、"がんの検査素材" として的確に活用されるようになれば、"血液検査" などと比べて簡便であり、その分、"がんの早期発見" に役立つと考えられているからだ。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん におい" 関連記事

 (1) <がん探知犬を使ったがん検診を試験的に導入。探知犬は、がん患者の尿のにおいをかぎ分けるように特別に訓練された犬。......がん患者の尿には、健常者とは違う特有のにおいがあるとされる。人間にはわからないが、嗅覚に優れた犬に適切な訓練を施せば、警察犬がにおいをたどれるように、がんのにおいをかぎ分けられるようになる。......> ( "がん探知犬"を使ったがん検診を試験的に導入!"がん患者の尿のにおい"をかぎ分ける!/当誌 2015.05.05

 (2) <パナソニックは吐く息が含む微量の生体ガスで肺がんを検査する技術を開発した。がんがあるとわずかに出てくる成分を高感度のセンサーで検出する。飲酒検査のような呼気を使う方法で病気を見つける新たな試みだ。......> ( 肺がん、"息"で検査! "微量ガス"センサーで検出! パナソニックが20年メド実用化!/当誌 2014.11.24

 (3) <食道がん患者の吐く息の中に特定の物質が多く含まれるという研究を順天堂大上部消化管外科と生体分子研究室がまとめた。食道がん患者には、2―ブタノン、酢酸、アセトン、アセトニトリルという4種類の物質が多く含まれていることがわかった。> ( "食道がん"患者の呼気に特定物質が多く含まれる!身体への負担少ない検査!(順天堂大)/当誌 2015.03.07


 今回注目する下記引用サイト記事口臭のもと (4) 食道がん発見へ研究 /yomiDr. ヨミドク/2015.06.07 は、 <口臭から食道がんの早期発見につなげようという研究が順天堂大(東京都文京区)で進められている。同大上部消化管外科の梶山美明さんは「進行した食道がん患者の息に特有の臭いがあることが、以前から分かっていた」と話す。この原因を科学的に解明しようという試み食道がんの臭いは扁平上皮がん特有のもの研究では、食道がん患者の呼気を分析すると、4種類の有機化合物が健康な人より多く検出これらの仕組みを解明し、「将来は、息を吹きかけると特定の物質に反応して色が変わり、食道がんと判定する検知システムの開発につなげたい」> といった研究動向を報じている。

 <口臭が、重い病気につながっていることもある。東邦大総合診療科教授の瓜田純久さんによると、糖尿病の重症者は、糖をエネルギーに変えられないため、代わりに脂肪からエネルギーを得ようとする。その時の代謝物として生まれる「ケトン体」が臭いを出す。  口臭から食道がんの早期発見につなげようという研究が順天堂大(東京都文京区)で進められている。同大上部消化管外科の梶山美明さんは「進行した食道がん患者の息に特有の臭いがあることが、以前から分かっていた」と話す。この原因を科学的に解明しようという試みだ。  梶山さんによると、手術で切除した食道がんそのものも臭気を放つ。一方で近接する胃がんは臭わないため、それぞれの細胞とがんの種類の違いに着目した。食道は口の中と同じ「扁平(へんぺい)上皮細胞」で、胃は、口とは別の「円柱上皮細胞」でできている。食道にできるがんは扁平上皮がん、胃は腺がんに分けられる。このため、梶山さんは食道がんの臭いは扁平上皮がん特有のものとみている。  研究では、食道がん患者の呼気を分析すると、4種類の有機化合物が健康な人より多く検出された。なぜこれらの物質が食道がんの患者に多くあり、食道から直接口に出てくるのか、または肺を経由して出てくるのかは分かっていない。  梶山さんらはこれらの仕組みを解明し、「将来は、息を吹きかけると特定の物質に反応して色が変わり、食道がんと判定する検知システムの開発につなげたい」と話している。(原隆也) (2015年6月7日 読売新聞)> とある。

 口臭のもと (4) 食道がん発見へ研究 /yomiDr. ヨミドク/2015.06.07

 口臭が、重い病気につながっていることもある。東邦大総合診療科教授の瓜田純久さんによると、糖尿病の重症者は、糖をエネルギーに変えられないため、代わりに脂肪からエネルギーを得ようとする。その時の代謝物として生まれる「ケトン体」が臭いを出す。

 口臭から食道がんの早期発見につなげようという研究が順天堂大(東京都文京区)で進められている。同大上部消化管外科の梶山美明さんは「進行した食道がん患者の息に特有の臭いがあることが、以前から分かっていた」と話す。この原因を科学的に解明しようという試みだ。

 梶山さんによると、手術で切除した食道がんそのものも臭気を放つ。一方で近接する胃がんは臭わないため、それぞれの細胞とがんの種類の違いに着目した。食道は口の中と同じ「扁平(へんぺい)上皮細胞」で、胃は、口とは別の「円柱上皮細胞」でできている。食道にできるがんは扁平上皮がん、胃は腺がんに分けられる。このため、梶山さんは食道がんの臭いは扁平上皮がん特有のものとみている。

 研究では、食道がん患者の呼気を分析すると、4種類の有機化合物が健康な人より多く検出された。なぜこれらの物質が食道がんの患者に多くあり、食道から直接口に出てくるのか、または肺を経由して出てくるのかは分かっていない。

 梶山さんらはこれらの仕組みを解明し、「将来は、息を吹きかけると特定の物質に反応して色が変わり、食道がんと判定する検知システムの開発につなげたい」と話している。(原隆也)

(2015年6月7日 読売新聞)


 研究では、食道がん患者の呼気を分析すると、4種類の有機化合物が健康な人より多く検出これらの仕組みを解明し、「将来は、息を吹きかけると特定の物質に反応して色が変わり、食道がんと判定する検知システムの開発につなげたい」> との意欲が示されている。"早期発見" が叶う検査装置の開発が待ち望まれる...... (2015.06.09)













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