"膵臓がん" は、悪性腫瘍の中で最も死亡率が高いものの一つ(5年生存率は5%にも満たない)とされている。 と言うのも、"膵臓がん" は早期では自覚症状が少なく、約6割が手術不可能な進行がんの状態で発見される、"治療が困難ながん!" だからだそうである。 そのため、"予防と早期発見!" とが、他のいかなる悪性腫瘍に増して重要となってくるようだ。
◆ 参照 当誌過去の "膵臓がん" 関連記事
(1) <早期では自覚症状が少なく、約6割が手術不可能な進行がんの状態で発見される、治療が困難ながん......> ( 早期発見が困難、治療が困難な"すい臓がん"に対する"開発中ワクチン投与"の治験開始!/当誌 2014.10.20 )
(2) <味の素は10月7日、血中アミノ酸濃度バランスを調べることで、すい臓がんを早期発見することができる技術を開発したと発表した。......> ( すい臓がんを"血液検査"で早期発見(味の素)!早期では"自覚症状"が少ないすい臓がん!/当誌 2014.00.00 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 味の素、血液検査で膵臓がんリスク判定 早期発見に道 /日本経済新聞 電子版/2015.06.13 - 0:51 は、"その検査技術" 自体はすでに開発済み ― 上記関連記事 (2) ― なのであるが、 <味の素は8月、早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんになるリスクを血液検査だけで調べる人間ドックのオプション検査の提供を始める。最もリスクが高い「Cランク」と判定された場合、膵臓がんになる可能性が平均よりも11.6倍高いことが分かるという。画像診断などの追加検査を受け早期発見につなげることができる> といった最新動向を報じている。
<味の素は8月、早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんになるリスクを血液検査だけで調べる人間ドックのオプション検査の提供を始める。最もリスクが高い「Cランク」と判定された場合、膵臓がんになる可能性が平均よりも11.6倍高いことが分かるという。画像診断などの追加検査を受け早期発見につなげることができる。 膵臓がんは早期であれば手術などで治療できるが、痛みなどの自覚症状が少なく、6割は手術不能の段階で発見される。がんと診断された人の5年後の生存率は7%と極めて低く、早期発見の手立てが求められていた。 味の素の検査は、血液中にある約20種類のアミノ酸のバランスが疾患によって変わる性質を利用する。膵臓がんと関わりの深い6種類のアミノ酸の量から算出した独自の数値に基づき、AランクからCランクに分類する。Aランクであればリスクは全体平均の0.3倍程度となる。 同じ技術で胃や大腸など他のがん向けには2011年から検査サービスを提供しており、膵臓が加わると男性5種類、女性6種類に対応する。検査費用は人間ドックを受ける医療機関によるが、2万円台になる見通し。 同社のがん検査サービスの14年の受診者は約4万人という。認知症や生活習慣病のリスク測定にも応用できるとみられ、検査項目を増やし年間70万人規模に拡大することを目指す。> とある。
味の素、血液検査で膵臓がんリスク判定 早期発見に道 /日本経済新聞 電子版/2015.06.13 - 0:51
味の素は8月、早期発見が難しい膵臓(すいぞう)がんになるリスクを血液検査だけで調べる人間ドックのオプション検査の提供を始める。最もリスクが高い「Cランク」と判定された場合、膵臓がんになる可能性が平均よりも11.6倍高いことが分かるという。画像診断などの追加検査を受け早期発見につなげることができる。
膵臓がんは早期であれば手術などで治療できるが、痛みなどの自覚症状が少なく、6割は手術不能の段階で発見される。がんと診断された人の5年後の生存率は7%と極めて低く、早期発見の手立てが求められていた。
味の素の検査は、血液中にある約20種類のアミノ酸のバランスが疾患によって変わる性質を利用する。膵臓がんと関わりの深い6種類のアミノ酸の量から算出した独自の数値に基づき、AランクからCランクに分類する。Aランクであればリスクは全体平均の0.3倍程度となる。
同じ技術で胃や大腸など他のがん向けには2011年から検査サービスを提供しており、膵臓が加わると男性5種類、女性6種類に対応する。検査費用は人間ドックを受ける医療機関によるが、2万円台になる見通し。
同社のがん検査サービスの14年の受診者は約4万人という。認知症や生活習慣病のリスク測定にも応用できるとみられ、検査項目を増やし年間70万人規模に拡大することを目指す。
"膵臓がん" ほどに、文句なく "早期発見!" が要請されるがんはない、と言われているだけに、"人間ドックでのオプション検査の提供" は貴重な機会となりそうだ...... (2015.06.15)
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