"軽度" の "アルツハイマー病" を "早期発見" するための "血液検査" の記事については、つい先日、注目したばかりだ。
◆ 参照 当誌過去の "アルツハイマー病 血液検査" 関連記事
○ <"アルツハイマー病" は、"認知症" のおよそ半数を占めていながら、その発症メカニズムが未だ全容解明には至っておらず、根治治療法は叶っていない。 そのため、治療の主眼は "いかに発症程度を抑制し、症状進行を遅らせるか......" にあるとされ、とりわけその兆候をいかに早期に発見するかが重要! だとされている。> ( "血液検査"で、"アルツハイマー病"の危険性判定!早期発見、進行予防に期待!(筑波大)/当誌 2015.06.28 )
○ <血液を調べるだけでアルツハイマー病の原因となる物質が脳の中にたまっているかどうかを判定できる新たな技術を、国立長寿医療研究センターなどのグループが開発し、病気の早期発見につながると期待されています。/今回、研究グループでは、アミロイドベータがたまった高齢者と健康な高齢者合わせて60人以上から血液を採取し、アミロイドベータがたまった人の血液では「APP669-711」と呼ばれるたんぱく質の量が僅かに変化していることを突き止めました。......> ( アルツハイマー病の原因物質の蓄積が判定できる新技術!血液が数滴あればできる検査!/当誌 2014.11.12 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 認知症予備軍、血液で判定...精度8割、費用数万円/yomiDr. ヨミドク/2015.06.28 は、 <軽度認知障害、アルツハイマー病と進むほど、アミロイドβの脳外への排除などに関わるたんぱく質3種類が減ることが判明した。 さらに、この3種類のたんぱく質を測ることで、軽度認知障害を高精度に判別できる検査法を開発。7cc程度の血液を採って調べる。全国約400か所の医療機関で検査を受けられるようにした。保険はきかず、検査費は数万円> と、前回の報道に対して "検査実施上の情報" を加味して報じている。
<アルツハイマー病の予備軍とされる軽度認知障害の発症を血液成分から判定できる検査法を開発したと、筑波大などの研究チームが発表した。約80%の精度があるという。 アルツハイマー病は、原因たんぱく質「アミロイドβ(ベータ)」が脳内にたまり、神経細胞を傷つけて起こるとされており、認知症の7割を占める。内田和彦同大准教授や朝田隆東京医科歯科大特任教授らは2001~12年、茨城県利根町の住民約900人を対象に発症と、血液成分の関係を調べた。 その結果、軽度認知障害、アルツハイマー病と進むほど、アミロイドβの脳外への排除などに関わるたんぱく質3種類が減ることが判明した。 さらに、この3種類のたんぱく質を測ることで、軽度認知障害を高精度に判別できる検査法を開発。7cc程度の血液を採って調べる。全国約400か所の医療機関で検査を受けられるようにした。保険はきかず、検査費は数万円。 研究チームは「60歳以上で、症状がない人や、物忘れなどの異変に家族が気づいた人に適している。運動や頭の体操など発症予防のプログラムにつなげることにも使える」としている。 ◆ 軽度認知障害 = 記憶力や判断力などの認知機能は低下しているが、日常生活に支障をきたす「認知症」と診断されるほどではない状態。その後、認知症に進行する人がいる一方、正常な認知機能に回復する人もいる>。(2015年6月28日 読売新聞)> とある。
認知症予備軍、血液で判定...精度8割、費用数万円/yomiDr. ヨミドク/2015.06.28
アルツハイマー病の予備軍とされる軽度認知障害の発症を血液成分から判定できる検査法を開発したと、筑波大などの研究チームが発表した。約80%の精度があるという。
アルツハイマー病は、原因たんぱく質「アミロイドβ(ベータ)」が脳内にたまり、神経細胞を傷つけて起こるとされており、認知症の7割を占める。内田和彦同大准教授や朝田隆東京医科歯科大特任教授らは2001~12年、茨城県利根町の住民約900人を対象に発症と、血液成分の関係を調べた。
その結果、軽度認知障害、アルツハイマー病と進むほど、アミロイドβの脳外への排除などに関わるたんぱく質3種類が減ることが判明した。
さらに、この3種類のたんぱく質を測ることで、軽度認知障害を高精度に判別できる検査法を開発。7cc程度の血液を採って調べる。全国約400か所の医療機関で検査を受けられるようにした。保険はきかず、検査費は数万円。
研究チームは「60歳以上で、症状がない人や、物忘れなどの異変に家族が気づいた人に適している。運動や頭の体操など発症予防のプログラムにつなげることにも使える」としている。
◆ 軽度認知障害 = 記憶力や判断力などの認知機能は低下しているが、日常生活に支障をきたす「認知症」と診断されるほどではない状態。その後、認知症に進行する人がいる一方、正常な認知機能に回復する人もいる>。
(2015年6月28日 読売新聞)
<アルツハイマー病の予備軍とされる軽度認知障害> を危惧する向きには、言わば "問診的な記憶力テスト" レベルの検査が行われていることが知られている。
もし、そうした "テスト" よりも "数値計測的な検査" を望む場合には、上記記事のような "血液検査" が向いているのかもしれない...... (2015.06.30)
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