"転移がん"を画像から高精度で判定!分析ソフト=診断支援システム!(東京理科大など)

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 "がん" の恐さは、"転移" にある、と言われることさえある。"転移がんの有無" が、"悪性の度合い" を指し示すかのように受けとめられている。

 ◆ 参照 当誌過去の "がん 転移" 関連記事

  < 転移(てんい、metastasis)とは、腫瘍細胞が原発病変とは違う場所に到達し、そこで再び増殖し、同一種類の腫瘍を二次的に生じること
 がんが転移して新しい腫瘍が形成されると、それは二次がんあるいは転移がんと呼ばれ、転移した細胞は原発病変のものと同一種となる。これは、例えば、乳癌が肺に転移した場合、二次がんは悪性の肺細胞ではなく、悪性の乳腺細胞によって形成されることを意味する。この肺の疾患は肺癌ではなく乳癌肺転移になる。但し臨床医学の現場では習慣的に、二次がんが転移した先の器官の名前で「転移性○○がん」と呼ぶ
 特定のがんは特定の臓器に転移するといった傾向もある。例えば、前立腺癌は、通常、骨に転移する。同様に、大腸癌は肝臓に転移する傾向がある。また、女性の場合、胃癌はしばしば卵巣に転移する(Krukenberg播種)。
 腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍とに分類されるが、このうち、悪性腫瘍のみが浸潤や転移を行う。見掛け上、良性腫瘍であっても、転移が起こった場合には悪性腫瘍とみなされる。......
ウィキペディア/転移 (医学) )> ( 術後長期間を経て"再発・転移"する乳がんのメカニズムを解明!(国がん) 新治療法へ!?/当誌 2014.07.05


 今回注目する下記引用サイト記事転移がん、高精度で判定 東京理科大などが分析ソフト/日本経済新聞/2015.06.29 - 01:30 は、そうした "転移がん" の診断に関するものであり、  <東京理科大学と東京大学、ソフト開発ベンチャーのエルピクセル(東京・文京)のチームは、がんの診断画像から転移がんかどうかを高精度に判定する人工知能ソフトを開発肝臓にがんが見つかった場合でも、肝臓自体にできたがんと、他の臓器から肝臓に転移してきたがんでは性質が異なり、治療法が変わる。画像診断の専門医を助け、より確実な診断につながると期待する。3~4年後の実用化をめざす> と報じている。

 <東京理科大学と東京大学、ソフト開発ベンチャーのエルピクセル(東京・文京)のチームは、がんの診断画像から転移がんかどうかを高精度に判定する人工知能ソフトを開発した。肝臓にがんが見つかった場合でも、肝臓自体にできたがんと、他の臓器から肝臓に転移してきたがんでは性質が異なり、治療法が変わる。画像診断の専門医を助け、より確実な診断につながると期待する。3~4年後の実用化をめざす。  新ソフトはコンピューター断層撮影装置(CT)や電子顕微鏡などで撮った画像を分析し、転移の元となったがんとの違いを見分ける。  マウスの皮膚の下に肉腫と乳がんの細胞を注射し、がんになった組織の画像約300枚をソフトに読み込んだ。  乳がんの細胞を転移がんとみなし、ソフトが判定を誤るたびに国立がん研究センター東病院の臨床医が正しい判定結果を教え込んだ。学習作業を10回以上繰り返すと、94%の精度で転移がんを見抜くようになった。患者の画像に応用しても、転移がんが見つかるしくみだ。  画像診断は専門の資格を持った医師が担う。専門医は1人当たり年間100万枚以上の画像を目にするという。支援システムの需要は大きい> とある。

 転移がん高精度で判定 東京理科大などが分析ソフト/日本経済新聞/2015.06.29 - 01:30

 東京理科大学と東京大学、ソフト開発ベンチャーのエルピクセル(東京・文京)のチームは、がんの診断画像から転移がんかどうかを高精度に判定する人工知能ソフトを開発した。肝臓にがんが見つかった場合でも、肝臓自体にできたがんと、他の臓器から肝臓に転移してきたがんでは性質が異なり、治療法が変わる。画像診断の専門医を助け、より確実な診断につながると期待する。3~4年後の実用化をめざす

 新ソフトはコンピューター断層撮影装置(CT)や電子顕微鏡などで撮った画像を分析し、転移の元となったがんとの違いを見分ける。

 マウスの皮膚の下に肉腫と乳がんの細胞を注射し、がんになった組織の画像約300枚をソフトに読み込んだ。

 乳がんの細胞を転移がんとみなし、ソフトが判定を誤るたびに国立がん研究センター東病院の臨床医が正しい判定結果を教え込んだ。学習作業を10回以上繰り返すと、94%の精度で転移がんを見抜くようになった。患者の画像に応用しても、転移がんが見つかるしくみだ。

 画像診断は専門の資格を持った医師が担う。専門医は1人当たり年間100万枚以上の画像を目にするという。支援システムの需要は大きい


 "がんの診断画像" から、それが "転移がん" であるか "大元(転移元)のがん" であるかを見極めるのは、"(がんに関する)画像診断の専門医" による難しい診断作業なのだそうである。 しかも、この診断によって "治療のあり方" が大きく異なると言うのだから、このプロセスの "自動化(システム化)" の意義は大きいと思われる。 そして、診断データの蓄積によって "精度向上" が図られるとあるから期待度は高まる...... (2015.07.01)













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このページは、yasuo hiroseが2015年7月 1日 00:01に書いたブログ記事です。

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