新しくがんと診断される人の数(罹患数)が相変わらず多いのが "大腸がん" であり、日本では "女性のがんの死亡率1位" を占めているとされる。
◆ 参照 当誌過去の "大腸がん" 関連記事
(1) "大腸がん"発症の仕組み解明!炎症分子(EP2)特定!EP2阻害剤で発症リスク抑制可能!/当誌 2015.06.25
(2) "大腸がん"は若い人ほど命を脅かす!がん細胞の遺伝子に抗がん剤を無力にする仕組み!/当誌 2015.06.17
(3) 進行"大腸がん"の腹腔鏡手術、手術後の5年生存率90%超!(日本臨床腫瘍研究グループ)/当誌 2015.02.09
今回注目する下記引用サイト記事 : 《 大腸がん:2 》 早期発見でほぼ治る 便潜血検査受けて/朝日新聞の医療サイトapital/2015.07.12 は、 <早期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、自主的に検査を受けなければ、発見することは困難です。自分は大丈夫と思っていても、検査を受けてみなければ分かりません。検診や人間ドックなどでは、便の中に混入した少量の血液(潜血)を調べる便潜血検査が行われ、2日間の便を調べる方法が一般的です。薬を飲んだり、食事制限をしたりする必要はありません。早期に発見できれば、大腸がんはほぼ治すことができるので、この便潜血検査を受ける意義は非常に高いと思います。> と報じている。
<大腸がんの場合、はっきりとした自覚症状が出るのは、がんがかなり進んでからのことが多いようです。症状は、発生する部位によってやや異なります。「上行結腸」を通過する便は、水分が多く軟らかいため、ここにできた大腸がんは症状が出にくい傾向にあります。一方、「S状結腸」や「直腸」では、がんで狭くなったところを硬くなった便が通過するため「便に血液が付着する」「便が細い」「下痢と便秘を繰り返す」「おなかが張る」などの症状が出てきます。このような自覚症状がある人は、早めに医療機関を受診して、大腸内視鏡検査などの精密検査を受けてください。 一方、早期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、自主的に検査を受けなければ、発見することは困難です。自分は大丈夫と思っていても、検査を受けてみなければ分かりません。検診や人間ドックなどでは、便の中に混入した少量の血液(潜血)を調べる便潜血検査が行われ、2日間の便を調べる方法が一般的です。薬を飲んだり、食事制限をしたりする必要はありません。早期に発見できれば、大腸がんはほぼ治すことができるので、この便潜血検査を受ける意義は非常に高いと思います。検診の受診率を高めるために、厚生労働省のがん検診推進事業に基づき、各市町村で大腸がん検診の無料クーポンが配布されていますので利用してください。 便潜血が2日のうち1日でも陽性となった場合は、精密検査を受けていただきます。精密検査では1割弱にがんが発見され、このうち約7割は早期がんです。がんの他にも、4割程度の方には大腸ポリープなどの病変が発見されています。ですから、便潜血陽性>の場合は、必ず精密検査を受けるようにしてください。検診や人間ドックを受ける機会がない方でも、50歳を過ぎたら内視鏡検査などの精密検査を一度でよいので受けておくと安心できると思います。 (朝日新聞 2015年7月4日掲載) ■ 小林正明 新潟大学地域医療教育センター・魚沼基幹病院 医師 〈消化器内科〉> とある。
《 大腸がん:2 》 早期発見でほぼ治る 便潜血検査受けて/朝日新聞の医療サイトapital/2015.07.12
大腸がんの場合、はっきりとした自覚症状が出るのは、がんがかなり進んでからのことが多いようです。症状は、発生する部位によってやや異なります。「上行結腸」を通過する便は、水分が多く軟らかいため、ここにできた大腸がんは症状が出にくい傾向にあります。一方、「S状結腸」や「直腸」では、がんで狭くなったところを硬くなった便が通過するため「便に血液が付着する」「便が細い」「下痢と便秘を繰り返す」「おなかが張る」などの症状が出てきます。このような自覚症状がある人は、早めに医療機関を受診して、大腸内視鏡検査などの精密検査を受けてください。
一方、早期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、自主的に検査を受けなければ、発見することは困難です。自分は大丈夫と思っていても、検査を受けてみなければ分かりません。検診や人間ドックなどでは、便の中に混入した少量の血液(潜血)を調べる便潜血検査が行われ、2日間の便を調べる方法が一般的です。薬を飲んだり、食事制限をしたりする必要はありません。早期に発見できれば、大腸がんはほぼ治すことができるので、この便潜血検査を受ける意義は非常に高いと思います。検診の受診率を高めるために、厚生労働省のがん検診推進事業に基づき、各市町村で大腸がん検診の無料クーポンが配布されていますので利用してください。
便潜血が2日のうち1日でも陽性となった場合は、精密検査を受けていただきます。精密検査では1割弱にがんが発見され、このうち約7割は早期がんです。がんの他にも、4割程度の方には大腸ポリープなどの病変が発見されています。ですから、便潜血陽性>の場合は、必ず精密検査を受けるようにしてください。検診や人間ドックを受ける機会がない方でも、50歳を過ぎたら内視鏡検査などの精密検査を一度でよいので受けておくと安心できると思います。
(朝日新聞 2015年7月4日掲載)
■ 小林正明 新潟大学地域医療教育センター・魚沼基幹病院 医師 〈消化器内科〉
"がん" は、一概に "早期発見" が良いとばかりは言えないとされる "厄介さを持つ" とも評される。 だが、上記の記事のように、<早期に発見できれば、大腸がんはほぼ治すことができるので、この便潜血検査を受ける意義は非常に高いと思います> とまで推奨されると、話は別だということになろうか...... (2015.07.13)
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