しばらく前に報道されていた "がん細胞を光らせる" という技術( ※以下の ◆ 参照記事 )は、"がん手術" に携わる専門医の働きを大いに支援するものとして注目された。
◆ 参照 当誌過去の "がん細胞 光らせる" 関連記事
○ <がんがどこまで広がっているのかを手術中に素早く検査する技術の成果が相次いでいる。キヤノンと浜松医科大学は特殊な電磁波を使って脳腫瘍を見分ける技術を開発した。東京大学や弘前大学はそれぞれ、がん細胞だけを光らせる物質を作った。簡単に切除範囲を把握できるようになり、再手術など患者の負担を減らせる。病理医と呼ぶ専門医の不足を補う効果が期待できる。> ( "がん細胞の広がり" 手術中にすぐ判定!簡単に切除範囲を把握!検査技術成果相次ぐ!/当誌 2015.03.18 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 手術中に微小ながん識別 発光試薬、市販向け試験へ/【共同通信】/2015.07.13 - 18:19 は、 <乳がん手術で取り出した組織に、がん細胞を光らせる試薬を吹き付ける方法で、1ミリ以下の小さながんを検出できることを確認したと、九州大病院別府病院(大分県)の三森功士教授、東京大の浦野泰照教授ら。 手術中に、がんの取り残しの有無や切り取る範囲を広げるべきかを判断でき、再発の危険性が低くなると期待できるという。蛍光色素メーカーの五稜化薬(札幌市)と共同で、市販に向けた試験をしたいとしている。> と報じている。
<乳がん手術で取り出した組織に、がん細胞を光らせる試薬を吹き付ける方法で、1ミリ以下の小さながんを検出できることを確認したと、九州大病院別府病院(大分県)の三森功士教授、東京大の浦野泰照教授らが13日、英科学誌に発表した。 手術中に、がんの取り残しの有無や切り取る範囲を広げるべきかを判断でき、再発の危険性が低くなると期待できるという。蛍光色素メーカーの五稜化薬(札幌市)と共同で、市販に向けた試験をしたいとしている。 試薬は浦野教授が11年に開発。がん細胞で働きが活発な酵素によって分解され、5分で緑色に光り始める。今回は乳がんに試し、光らせることができた。> とある。
手術中に微小ながん識別 発光試薬、市販向け試験へ/【共同通信】/2015.07.13 - 18:19
乳がん手術で取り出した組織に、がん細胞を光らせる試薬を吹き付ける方法で、1ミリ以下の小さながんを検出できることを確認したと、九州大病院別府病院(大分県)の三森功士教授、東京大の浦野泰照教授らが13日、英科学誌に発表した。
手術中に、がんの取り残しの有無や切り取る範囲を広げるべきかを判断でき、再発の危険性が低くなると期待できるという。蛍光色素メーカーの五稜化薬(札幌市)と共同で、市販に向けた試験をしたいとしている。
試薬は浦野教授が11年に開発。がん細胞で働きが活発な酵素によって分解され、5分で緑色に光り始める。今回は乳がんに試し、光らせることができた。
"がん病巣の摘出手術" にあっては、"術後の転移リスク" は懸念されるものの、みすみす "がん細胞の取り残し" が心配されるのは如何にも無念であるに違いない。 上記記事での <がん細胞を光らせる技術> は、そうした心配を払拭することになる...... (2015.07.15)
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