"肺腺がん"術後に抗がん剤治療、それでも再発が心配というケース:慎重な経過観察を!

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 "がん手術の成功と、その後の再発・転移とは別もの!" とよく言われる。 医者が言う "手術の成功" とは、"合併症" のリスクを回避した首尾であった、ということのようである。
 また、"切除手術" は、メスを入れた近くに再発する "局所転移" を生じさせるリスクも低くない、のだそうである。



 今回注目する下記引用サイト記事【がん電話相談から】肺腺がん術後の抗がん剤治療、再発が心配/産経ニュース/2015.09.08 - 14:00 は、【がん電話相談】という形式で、"肺腺がん" の患者さんが、"手術 + 術後抗がん剤治療" を済ませてなお "再発の心配" が打ち消せない、というケースを採り上げ、解説している。

 < 68歳の男性です。1年前、肺腺がんステージⅢaと診断されました。3カ月後、右肺の下葉切除とリンパ節郭清術を行いました。術後2カ月目から、抗がん剤のビノレルビンとシスプラチンの2剤併用療法を4クール行いましたが、間質性肺炎が見つかったため減量して行いました。現在、毎月1回の血液検査とCT(コンピューター断層撮影)検査で様子を見ています。周囲に再発した方が多いので、心配です。再発予防のために治療など、今すべきことがあったら教えてください。   手術をされた方は皆さん、再発する可能性があり、再発を心配されます。再発をいかに抑えるかを考える必要があります。再発するということは、目に見えないがんが残っている可能性があるということであり、潜んでいるがんを抑えるために手術後に抗がん剤を追加します。あなたの場合は、手術後すでに4クールの抗がん剤治療を受けられていますので、効果的な再発予防のための治療をすでに受けられています。これ以上抗がん剤治療を継続することはお勧めしません。体に負担ばかりかかってしまい、効果も不明だからです。あとは慎重に経過観察を行っていくことが一般的な考え方です。   再発予防のために例えば、免疫療法のPD1はどうでしょうか。   PD1は注目されていますが、手術後の再発予防に有効かどうかは、これから臨床試験で確認される段階です。結果が出るのは数年先になります。また、免疫療法と言っても、薬は免疫関連の副作用もあり、効果が見えない現時点ではリスクの方が心配です。再発しているかが不明である状態で治療をするのではなく、再発したときに、しっかりした治療をすることをお勧めします> とある。

 【がん電話相談から】 肺腺がん術後の抗がん剤治療、再発が心配/産経ニュース/2015.09.08 - 14:00

  68歳の男性です。1年前、肺腺がんステージⅢaと診断されました。3カ月後、右肺の下葉切除とリンパ節郭清術を行いました。術後2カ月目から、抗がん剤のビノレルビンとシスプラチンの2剤併用療法を4クール行いましたが、間質性肺炎が見つかったため減量して行いました。現在、毎月1回の血液検査とCT(コンピューター断層撮影)検査で様子を見ています。周囲に再発した方が多いので、心配です。再発予防のために治療など、今すべきことがあったら教えてください

  手術をされた方は皆さん、再発する可能性があり、再発を心配されます。再発をいかに抑えるかを考える必要があります。再発するということは、目に見えないがんが残っている可能性があるということであり、潜んでいるがんを抑えるために手術後に抗がん剤を追加します。あなたの場合は、手術後すでに4クールの抗がん剤治療を受けられていますので、効果的な再発予防のための治療をすでに受けられています。これ以上抗がん剤治療を継続することはお勧めしません。体に負担ばかりかかってしまい、効果も不明だからです。あとは慎重に経過観察を行っていくことが一般的な考え方です。

  再発予防のために例えば、免疫療法のPD1はどうでしょうか。

  PD1は注目されていますが、手術後の再発予防に有効かどうかは、これから臨床試験で確認される段階です。結果が出るのは数年先になります。また、免疫療法と言っても、薬は免疫関連の副作用もあり、効果が見えない現時点ではリスクの方が心配です。再発しているかが不明である状態で治療をするのではなく、再発したときに、しっかりした治療をすることをお勧めします


 回答には、がん研有明病院の西尾誠人呼吸器内科部長があたりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック=アメリカンファミリー生命保険会社、産経新聞社)は、(電)03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。


 "がんの再発・転移" を抑制する研究、新たな治療法や新薬の開発は精力的に進められているが、多くは今後に期待するほかないというのが現状のようである。 それらに手を出して、<体に負担ばかりかかってしまい、効果も不明> というのでは逆にリスクが大き過ぎるようだ...... (2015.09.11)













【 SE Assessment 】 【 プロジェクトα 再挑戦者たち 】








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このページは、yasuo hiroseが2015年9月11日 00:01に書いたブログ記事です。

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