増加の一途を辿るとされる "前立腺がん" であるが、手術、放射線をはじめとして種々の治療法が試みられている。
◆ 参照 当誌過去の "前立腺がん" 関連記事
(1) 粒子線治療:先進医療除外も!前立腺がんや一部の肝臓がんなど、学会、優位性示せず!/当誌 2015.08.09
(2) "前立腺がん"治療の新情報!"PSA値"の受けとめ方!手術以外の"小線源療法(内照射)"!/当誌 2014.08.11
今回注目する下記引用サイト記事 : 前立腺がん、凍らせ壊死...慈恵医大が新治療の臨床研究/yomiDr. ヨミドク/2015.10.05 は、<慈恵医大病院(東京都港区)は、前立腺がんを凍らせて壊死(えし)させる臨床研究を始めた> と報じている。
< 慈恵医大病院(東京都港区)は、前立腺がんを凍らせて壊死(えし)させる臨床研究を始めたことを明らかにした。 同病院によると国内初の臨床研究で、今後1年以内に5人程度の患者に行い、安全性や有効性を確かめ、国の先進医療に申請したい考えだ。 前立腺は精液の一部を作る臓器で、骨盤内にある。凍結療法は、患者の肛門付近から細長い特殊な針をがん細胞の近くに数本刺し、凍結用のガスを注入して行う。がん細胞をマイナス40度に冷却して壊死させる。 今月1日に1例目を実施した臨床研究は、最初に放射線治療を行った後、前立腺内にがんが再発した患者が対象になる。こうした患者には現在、前立腺がんの発症に関わる男性ホルモンの分泌や働きを薬で抑えるホルモン療法が行われている。だが、薬を使用し続けると骨粗しょう症や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞といった重い副作用が出る恐れがある。 凍結療法を行う慈恵医大泌尿器科の三木健太講師は「安全性と有効性が確認できれば、ホルモン療法を行わなくて済む患者が増える可能性があり、治療の選択肢が広がる」と説明する。(2015年10月5日 読売新聞)> とある。
前立腺がん、凍らせ壊死...慈恵医大が新治療の臨床研究/yomiDr. ヨミドク/2015.10.05
慈恵医大病院(東京都港区)は、前立腺がんを凍らせて壊死(えし)させる臨床研究を始めたことを明らかにした。
同病院によると国内初の臨床研究で、今後1年以内に5人程度の患者に行い、安全性や有効性を確かめ、国の先進医療に申請したい考えだ。
前立腺は精液の一部を作る臓器で、骨盤内にある。凍結療法は、患者の肛門付近から細長い特殊な針をがん細胞の近くに数本刺し、凍結用のガスを注入して行う。がん細胞をマイナス40度に冷却して壊死させる。
今月1日に1例目を実施した臨床研究は、最初に放射線治療を行った後、前立腺内にがんが再発した患者が対象になる。こうした患者には現在、前立腺がんの発症に関わる男性ホルモンの分泌や働きを薬で抑えるホルモン療法が行われている。だが、薬を使用し続けると骨粗しょう症や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞といった重い副作用が出る恐れがある。
凍結療法を行う慈恵医大泌尿器科の三木健太講師は「安全性と有効性が確認できれば、ホルモン療法を行わなくて済む患者が増える可能性があり、治療の選択肢が広がる」と説明する。
(2015年10月5日 読売新聞)
"がん細胞" を死滅させるべく使われる放射線にせよ、重粒子線にせよ、課題となるのは、"効力" であるとともに、副作用と呼ばれる周辺の正常細胞への影響の極小化のはずだ。
果して、<凍結用ガスの注入> はどの程度 "制御可能" なのであろうか...... (2015.10.07)
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