"転移がん" の "転移経路" は、概ね "血流/血管" だとされている。
"がん細胞" が、血管に接着・浸潤して血流に乗ることで、"転移" の第一歩が始まる。
したがって、"転移がん" の予防は、この推移をどうくい止めるかに意を向けることになる。
◆ 参照 当誌過去の "転移がん" 関連記事
(1) <ANPは炎症によって起きるE-セレクチンの発現を抑制することでがんが血管へ接着することを防ぎ、再発・転移を抑制していると考えられる。......> ( "がん転移"予防効果の仕組み="心臓ホルモン(ANP)"による血管の保護!"国循"が解明!/当誌 2015.03.28 )
(2) <ホルモンが、転移の経路となる血管に作用して転移を防ぐ仕組み。......> ( "心臓から分泌されるホルモン" が "がんの転移"を防ぐ!9施設で初臨床研究へ!(国循)/当誌 2015.02.27 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 効率的に血中がん細胞収集 転移早期発見に期待/47 NEWS/2015.10.09 - 18:14 は、"転移がん" の "転移経路" である "血流/血管" を研究ターゲットとし、<がん患者の血液にわずかにあるがん細胞を効率的に他の細胞からえり分けて集める技術を、名古屋大などの研究チームが開発し、9日発表した。採血した血液を、狭い間隔に並べたシリコーンの円柱に流してがん細胞を引っ掛け、一つずつ集める仕組みだ> と報じている。
< がん患者の血液にわずかにあるがん細胞を効率的に他の細胞からえり分けて集める技術を、名古屋大などの研究チームが開発し、9日発表した。採血した血液を、狭い間隔に並べたシリコーンの円柱に流してがん細胞を引っ掛け、一つずつ集める仕組みだ。 血液に染み出るがん細胞の数を約1時間で調べられることから、抗がん剤の効果を確認する検査や、転移がんの早期発見に応用が可能という。新井史人・名古屋大教授(マイクロ・ナノシステム工学)は「臨床試験で精度を確かめて10年以内の実用化を目指す」と話している。> とある。
効率的に血中がん細胞収集 転移早期発見に期待/47 NEWS/2015.10.09 - 18:14
がん患者の血液にわずかにあるがん細胞を効率的に他の細胞からえり分けて集める技術を、名古屋大などの研究チームが開発し、9日発表した。採血した血液を、狭い間隔に並べたシリコーンの円柱に流してがん細胞を引っ掛け、一つずつ集める仕組みだ。
血液に染み出るがん細胞の数を約1時間で調べられることから、抗がん剤の効果を確認する検査や、転移がんの早期発見に応用が可能という。新井史人・名古屋大教授(マイクロ・ナノシステム工学)は「臨床試験で精度を確かめて10年以内の実用化を目指す」と話している。
<血液に染み出るがん細胞の数を約1時間で調べられる> とあるが、"がん転移" の "主犯格(?)" である "がん幹細胞" の、その識別までが可能であるならば、さらに効果的なのかと思われる...... (2015.10.11)
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