"赤ちゃん、幼児" の "能力の発達" については、まだまだ未知数が多く、そこにわれわれの興味尽きない関心も注がれる。 その "発達過程" から、人間の本質(知性獲得)が垣間見えてくるからであろうか......。
◆ 参照 当誌過去の "赤ちゃん" 関連記事
○ <「私たちの一生で、もっとも脳の潜在能力が高いのは、いつの頃か?」―――この問いに最新科学が明らかにした答えは驚くべきものだ。じつは生後8か月頃から1歳前後だというのだ。脳のなかで神経細胞同士の情報伝達を担うシナプスはその時期ピークに達したのち、早くも減少に転じてしまうのである。生まれた直後の赤ちゃんの知覚能力がきわめて高いこともはっきりしてきた。たとえば、赤ちゃんは世界中の言語の微妙な発音の違いも区別できる。つまり私たちは、いったんできたことが成長とともにできなくなるという不思議な道のりをたどっているのである。いったい、なぜそんな遠回りと思える道のりがあるのか?> ( "新生児の大脳皮質"における"神経回路の成長"を"直接"観察することに成功!(遺伝研)/当誌 2014.03.30 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 表情読む力は3歳から、京大解明 赤ちゃんと差異/47NEWS/2015.11.05 - 05:17 は、 "赤ちゃん、幼児" の "能力発達" に関して、<人は3歳ごろになると、相手の表情から心の状態を読み取ろうとするようになるとみられること> および、<赤ちゃんも人の顔をよく見るが、明和教授は、関心を引き生存の可能性を高めようとするためで、目的が違う> という興味津々の事実を伝えている。
<人は3歳ごろになると、相手の表情から心の状態を読み取ろうとするようになるとみられることを京都大の明和政子教授(発達科学)のチームが実験で明らかにし、4日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。 赤ちゃんも人の顔をよく見るが、明和教授は、関心を引き生存の可能性を高めようとするためで、目的が違うと推測。「表情を読む力が育つには時間がかかることが分かった。人の知性がどのように獲得されるのかを解明するのに重要な成果」と説明した。 チームは、人がジュースをテーブルのコップに注ぐ動画と、テーブルにわざとこぼす動画を用意した。> とある。
表情読む力は3歳から、京大解明 赤ちゃんと差異/47 NEWS/2015.11.05 - 05:17
人は3歳ごろになると、相手の表情から心の状態を読み取ろうとするようになるとみられることを京都大の明和政子教授(発達科学)のチームが実験で明らかにし、4日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。
赤ちゃんも人の顔をよく見るが、明和教授は、関心を引き生存の可能性を高めようとするためで、目的が違うと推測。「表情を読む力が育つには時間がかかることが分かった。人の知性がどのように獲得されるのかを解明するのに重要な成果」と説明した。
チームは、人がジュースをテーブルのコップに注ぐ動画と、テーブルにわざとこぼす動画を用意した。
<相手の表情から心の状態を読み取ろうとする> ような独特な "能力" が、3歳幼児にあっては、"言語能力" とともに発達するところが、"社会的動物である人間" の重要な側面を照らし出しているのだ、と思われる...... (2015.11.06)
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