解熱鎮痛薬の「アスピリン」の"大腸がん予防効果"を確かめる"7000人規模の臨床試験"!

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 "解熱鎮痛薬" としての "アスピリン" が、がん大腸がん)の予防に効き目がある、との指摘や報告は、これまでにしばしば報じられてきた。

 ◆ 参照 当誌過去の "アスピリン" 関連記事

 (1) <ロンドン大学医学部クイーン・メアリー・カレッジで腫瘍学を専門とするジャック・キュージック教授とその研究チームは、このほど行われた英メディア『BBC』とのインタビューで、以前から期待が高まっていた「アスピリンに大腸がんを防ぐ効果」という話題について、200にも及んだ調査の結果を発表。効果は確実だとして人々を驚かせている/  欧米ではアスピリンを常用している人が本当に多いが、彼らに大腸がんの発症が少ないことを専門家らは長く注目してきた。......> ( 「日々75mgのアスピリン服用で胃/食道/大腸がん予防を」とロンドン大学研究チーム!/当誌 2014.08.10

 (2) <アスピリンを日常的に服用することで、膵臓(すいぞう)がんのリスクを半分に減らせるという研究報告が、米国がん学会(AACR)が発行する医学誌「がん疫学、生体指標と予防」に発表された。> ( 既存薬"アスピリン"の低用量常用/長期間服用で"膵臓がん"リスク抑制という研究成果!/当誌 2014.07.03


 今回注目する下記引用サイト記事大腸がん、アスピリンで予防...7千人臨床試験/yomiDr. ヨミドク/2015.11.30 は、  <解熱鎮痛薬として知られる「アスピリン」の大腸がん予防効果を確かめる7000人規模の臨床試験を、国立がん研究センター(東京都)や大阪府立成人病センターなどのチームが始めた。数百人規模の研究ではすでに確認されている効果をさらに詳しく調べて予防法の確立を目指す。研究チームによると、別の病気の治療に使う薬でがんを予防する試みは初めて> と報じている。

 <計画によると、大腸がんになる危険性が高い大腸のポリープ(腺腫)を切除した40~69歳の7000人が対象。ポリープの大きさが1センチ以上なら、25%ががんになるとされる。  対象者はアスピリンの一種・バイアスピリン(バイエル薬品)を4年間、毎日1錠(100ミリ・グラム)服用する。その後3年間かけて、同様にポリープを切除し、薬を飲まない3000人を対象とした別の臨床試験と、がん発症やポリープ再発を抑える効果の有無を比較する。  バイアスピリンは医師の処方が必要で市販されていない。血を流れやすくする作用があり、脳梗塞や心筋梗塞の治療に使う。重い副作用は少ないとされるが、脳出血や胃潰瘍を起こすこともあるため安全性も慎重に確かめる。  欧米では1980~90年代、「アスピリンを長期間服用している人に大腸がんが少ない」という研究報告が相次いだ。日本でもポリープを切除した約300人の臨床試験で、バイアスピリンを毎日服用すると、服用しない人よりポリープ再発率が4割抑えられたとする研究が昨年発表された。  詳しい理由は不明だが、アスピリンには臓器の炎症を抑える作用もあり、これが大腸がん予防につながった可能性がある。ただ、チームは「副作用の恐れもあり、自己判断での服用は絶対に避けるべきだ」と話す。  大腸がんは、食生活の欧米化に伴い急増。今年の新規患者は約13万6000人と推計され、がんの中で最も多く、予防できれば朗報となる。大腸がんで入院して手術を受ければ約100万円かかるが、バイアスピリンは1錠5・6円と安く、医療費削減も期待できそうだ。  (2015年11月30日 読売新聞)> とある。

 大腸がんアスピリンで予防...7千人臨床試験/yomiDr. ヨミドク/2015.11.30

  解熱鎮痛薬として知られる「アスピリン」の大腸がん予防効果を確かめる7000人規模の臨床試験を、国立がん研究センター(東京都)や大阪府立成人病センターなどのチームが始めた。数百人規模の研究ではすでに確認されている効果をさらに詳しく調べて予防法の確立を目指す。研究チームによると、別の病気の治療に使う薬でがんを予防する試みは初めて。 ......

 計画によると、大腸がんになる危険性が高い大腸のポリープ(腺腫)を切除した40~69歳の7000人が対象。ポリープの大きさが1センチ以上なら、25%ががんになるとされる。

 対象者はアスピリンの一種・バイアスピリン(バイエル薬品)を4年間、毎日1錠(100ミリ・グラム)服用する。その後3年間かけて、同様にポリープを切除し、薬を飲まない3000人を対象とした別の臨床試験と、がん発症やポリープ再発を抑える効果の有無を比較する。

 バイアスピリンは医師の処方が必要で市販されていない。血を流れやすくする作用があり、脳梗塞や心筋梗塞の治療に使う。重い副作用は少ないとされるが、脳出血や胃潰瘍を起こすこともあるため安全性も慎重に確かめる

 欧米では1980~90年代、「アスピリンを長期間服用している人に大腸がんが少ない」という研究報告が相次いだ。日本でもポリープを切除した約300人の臨床試験で、バイアスピリンを毎日服用すると、服用しない人よりポリープ再発率が4割抑えられたとする研究が昨年発表された

 詳しい理由は不明だが、アスピリンには臓器の炎症を抑える作用もあり、これが大腸がん予防につながった可能性がある。ただ、チームは「副作用の恐れもあり、自己判断での服用は絶対に避けるべきだ」と話す。

 大腸がんは、食生活の欧米化に伴い急増。今年の新規患者は約13万6000人と推計され、がんの中で最も多く、予防できれば朗報となる。大腸がんで入院して手術を受ければ約100万円かかるが、バイアスピリンは1錠5・6円と安く、医療費削減も期待できそうだ。 ......

―― アスピリン 独バイエル薬品が1899年、鎮痛剤として発売を始めた。その後、解熱剤や抗炎症剤、血を流れやすくする薬としても用途が広がった。世界で年間1000億錠が使われているとされる。

(2015年11月30日 読売新聞)

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
<

 このところ、国による医療政策が、"医療費削減" の視点で梃入れされていることに気づかされる。 上記記事の動向に関しても、<がんの中で最も多く、予防できれば朗報となる。大腸がんで入院して手術を受ければ約100万円かかるが、バイアスピリンは1錠5・6円と安く、医療費削減も期待できそうだ> と指摘されている...... (2015.12.07)













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