"輸血" に伴い "E型肝炎ウイルスに感染" → "慢性肝炎を発症" という、あってはならない医療事故が、昨年の晩秋に発生していたことを記憶している人は少なくない。
◆ 参照 "輸血,E型肝炎" 関連記事
○ <肝臓移植に伴う輸血でE型肝炎ウイルスに感染し、2人が慢性肝炎を発症していたことが、厚生労働省研究班の全国調査で26日までに分かった。輸血での同ウイルスの感染例はあるが、国内で慢性E型肝炎の発症が明らかになったのは初めて。移植後は拒絶反応を避けるために免疫抑制剤を投与しており、免疫の低下が慢性化に関係しているとみられる。 豚の生レバーなどでもうつる同ウイルスは急性肝炎を起こすことがあるが、肝硬変や肝がんにつながる慢性肝炎にはならないとされてきた。2人は治療で回復しているという。移植に際し、輸血や臓器提供者の同ウイルス検査の必要性を指摘する声が出ている。> ( 輸血で慢性E型肝炎を発症 移植時に感染、国内初/共同通信/2015.10.26 - 14:00 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 輸血で慢性肝炎さらに3人 E型感染、20~30代患者/共同通信/2016.01.24 - 02:00 は、上記の関連記事の、まさしく "続報!" であり、 <輸血を受けた患者がE型肝炎ウイルスに感染し、新たに3人が肝硬変や肝がんにつながる恐れがある慢性肝炎になった疑いがあることが23日、関係者への取材で分かった。3人は20~30代の血液がん患者。昨年10月には、臓器移植時の輸血感染で2人が慢性E型肝炎を発症した国内初の事例が明らかになったばかり> と報じている。
<......献血を募る日本赤十字社は、過去に食品による感染で死亡例が出て、献血者の感染率が比較的高い北海道を除いて同ウイルスの検査をしておらず、検査体制の強化が求められそうだ。 感染の報告があったのは2004~14年で、3人はいずれも関東甲信越地方の病院で輸血を受けた。> とある。
輸血で慢性肝炎さらに3人 E型感染、20~30代患者/共同通信/2016.01.24 - 02:00
輸血を受けた患者がE型肝炎ウイルスに感染し、新たに3人が肝硬変や肝がんにつながる恐れがある慢性肝炎になった疑いがあることが23日、関係者への取材で分かった。3人は20~30代の血液がん患者。昨年10月には、臓器移植時の輸血感染で2人が慢性E型肝炎を発症した国内初の事例が明らかになったばかり。
献血を募る日本赤十字社は、過去に食品による感染で死亡例が出て、献血者の感染率が比較的高い北海道を除いて同ウイルスの検査をしておらず、検査体制の強化が求められそうだ。
感染の報告があったのは2004~14年で、3人はいずれも関東甲信越地方の病院で輸血を受けた。
"治療に伴う輸血" による "重篤な部類の病" の感染は、どう考えても本末転倒!でしかない。 こうした事故がきちんと食い止められないならば、すべての患者は不安で病院に行けなくなりさえする...... (2016.01.25)
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