事故やけがによる "脊髄損傷" では、"運動機能" が失われ、"感覚知覚機能" も失われる(麻痺)ことになり、その上 "修復と再生は不能!(決定的な治療法なし)" と見なされている。
◆ 参照 当誌過去の "脊髄損傷" 関連記事
(1) "神経再生"促すタンパク質特定!"脊髄損傷"の治療に期待!移植ではなく自己再生促す!/当誌 2015.02.13
(2) "脊髄損傷"の新治療法(たんぱく質HGF投与)臨床試験開始(慶応大)!寝たきり患者回復!?/当誌 2014.06.18
(3) <"中枢神経系" である "脊髄" は、脳と手足などの "末梢神経系" とを繋ぎ、脳からの運動命令を伝えたり、手足の感覚情報を返したりしている。 ところが、もしこの "脊髄" が損傷する("脊髄損傷")ならば、"末梢神経系" の場合とは異なって、"修復と再生は不能!(決定的な治療法なし)" だと見なされている。 損傷部位以下の手足などから "運動機能" が失われ、"感覚知覚機能" も失われる(麻痺)ことになる。 それゆえに、"脊髄損傷" は甚大な障害につながりかねないと警戒されている。> ( 脊髄損傷のラット:酵素(たんぱく質)投与で神経細胞を再生、動き回れる回復 (京大)!/当誌 2014.05.17 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 慶応大、iPSで脊髄損傷治療 17年に申請/共同通信/2016.02.17 - 21:06 は、 <慶応大の岡野栄之教授は17日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を脊髄損傷の治療に利用する臨床研究の実施を、2017年3月に学内の第三者委員会に申請する計画を明らかにした。18年中の実施を目指している> と報じている。
<......脊髄の損傷から2~4週間後の患者20人程度が対象。京都大が備蓄しているiPS細胞を、あらかじめ神経細胞になる手前の細胞に成長させ凍結保存。事故やけがで患者が出た場合に解凍し、傷ついた脊髄に移植する。
他人の細胞を移植するため免疫を抑える薬を使う。サルを使った動物実験では、失われた運動機能の一部が回復した例もある> とある。
慶応大、iPSで脊髄損傷治療 17年に申請/共同通信/2016.02.17 - 21:06
慶応大の岡野栄之教授は17日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を脊髄損傷の治療に利用する臨床研究の実施を、2017年3月に学内の第三者委員会に申請する計画を明らかにした。18年中の実施を目指している。
脊髄の損傷から2~4週間後の患者20人程度が対象。京都大が備蓄しているiPS細胞を、あらかじめ神経細胞になる手前の細胞に成長させ凍結保存。事故やけがで患者が出た場合に解凍し、傷ついた脊髄に移植する。
他人の細胞を移植するため免疫を抑える薬を使う。サルを使った動物実験では、失われた運動機能の一部が回復した例もある。
上記記事でのアプローチでは、<サルを使った動物実験では、失われた運動機能の一部が回復した例もある> とのことであり、今後の臨床研究での成果が大いに期待される...... (2016.02.19)
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