"心筋梗塞/脳梗塞" の緊急治療が、"早期発見・早期対応" を必須とすることはよく知られているところだ。 その早期発見のための装置開発なども進められてきた。
◆ 参照 当誌過去の "心臓病,早期発見" 関連記事
○ 心臓病の早期発見!心電図では分からない心筋梗塞などの場所 "1cm以下の精度"で特定!/当誌 2015.07.29
今回注目する下記引用サイト記事 : 心筋梗塞の「芽」探知 福島医大が世界初、早期治療に期待/福島民友 みんゆうNet/2016.02.03 - 08:00 は、 <福島医大医学部循環器・血液内科学講座の益田淳朗助手(31)らの研究チームが心筋梗塞などを引き起こす血管内の変化を、陽電子放射断層撮影(PET)と磁気共鳴画像(MRI)を世界で初めて組み合わせ、従来より精密に画像化することに成功した> と報じている。
<......福島医大は、本県の死亡率が全国都道府県でワーストクラスとなっている心筋梗塞や脳梗塞について「早い段階での発見、治療につながる」としている。 研究では血管内にできる「プラーク」に注目。プラークは脂肪などでつくられ、動脈硬化が進むと生じる。安定しているものと不安定なものがあり、「不安定プラーク」は破裂するなどして、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす。 益田氏らは、PETとMRIを一体化した装置「PET―MRI」を使い、患者の胴体と足をつなぐ「腸骨(ちょうこつ)動脈」内のプラークを撮影。不安定プラークのみに印を付ける放射性薬剤を用いて撮影したPET画像と、MRI画像を組み合わせた画像を撮影することに成功した。それぞれ一方のみを使って撮影した画像よりも、精密に不安定プラークの状況を確認できた。 今後、心臓の血管や頸(けい)動脈で同様に不安定プラークを画像化できれば、心筋梗塞や脳梗塞の早期診断、早期治療につながる。益田氏は「プラークが不安定なものなのかどうか、より高い精度で確認できる。次は心臓の血管での研究に取り組みたい」と話している。 研究チームには、益田氏のほか、同講座の八巻尚洋助教と竹石恭知教授、ふくしま国際医療科学センター先端臨床研究センターの竹之下誠一センター長、伊藤浩教授が参加した。> とある。
心筋梗塞の「芽」探知 福島医大が世界初、早期治療に期待/福島民友 みんゆうNet/2016.02.03 - 08:00
福島医大医学部循環器・血液内科学講座の益田淳朗助手(31)らの研究チームが心筋梗塞などを引き起こす血管内の変化を、陽電子放射断層撮影(PET)と磁気共鳴画像(MRI)を世界で初めて組み合わせ、従来より精密に画像化することに成功した。2日までに、欧州の核医学分野雑誌の電子版に発表した。
福島医大は、本県の死亡率が全国都道府県でワーストクラスとなっている心筋梗塞や脳梗塞について「早い段階での発見、治療につながる」としている。
研究では血管内にできる「プラーク」に注目。プラークは脂肪などでつくられ、動脈硬化が進むと生じる。安定しているものと不安定なものがあり、「不安定プラーク」は破裂するなどして、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす。
益田氏らは、PETとMRIを一体化した装置「PET―MRI」を使い、患者の胴体と足をつなぐ「腸骨(ちょうこつ)動脈」内のプラークを撮影。不安定プラークのみに印を付ける放射性薬剤を用いて撮影したPET画像と、MRI画像を組み合わせた画像を撮影することに成功した。それぞれ一方のみを使って撮影した画像よりも、精密に不安定プラークの状況を確認できた。
今後、心臓の血管や頸(けい)動脈で同様に不安定プラークを画像化できれば、心筋梗塞や脳梗塞の早期診断、早期治療につながる。益田氏は「プラークが不安定なものなのかどうか、より高い精度で確認できる。次は心臓の血管での研究に取り組みたい」と話している。
研究チームには、益田氏のほか、同講座の八巻尚洋助教と竹石恭知教授、ふくしま国際医療科学センター先端臨床研究センターの竹之下誠一センター長、伊藤浩教授が参加した。
<今後、心臓の血管や頸(けい)動脈で同様に不安定プラークを画像化できれば、心筋梗塞や脳梗塞の早期診断、早期治療につながる> とあり、この研究の次のステップへの進展が期待される...... (2016.02.04)
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