"iPS細胞" からは、さまざまな臓器や部位の作製が試みられ、中には "立体組織" を形作るものも現れ始めている。
◆ 参照 当誌過去の "iPS細胞 立体" 関連記事
(1) "iPS細胞"を使って立体的な"人の耳の軟骨"を作製することに成功!(東大・京大チーム)/当誌 2016.01.24
(2) iPS細胞から作った腎臓のもとになる細胞で"腎機能"回復!マウスに移植!(京大チーム)/当誌 2015.07.23
(3) 腎臓病に朗報!"体性幹細胞"からの"腎臓の立体組織"作製に成功!岡山大・杏林大など!/当誌 2014.11.26
(4) iPS細胞から"胃の粘膜組織"作製に成功!この組織を使った試験管内の実験観察に期待!/当誌 2014.11.02
(5) ラットの"神経細胞"で"人工脳"作成に成功(米研究チーム)!脳のような立体構造/反応!/当誌 2014.08.19
(6) ヒトのiPS細胞から肝臓の元となる「小さな肝臓」を作りマウスの体内での機能に成功!/当誌 2013.07.05
今回注目する下記引用サイト記事 : iPSから目の主要細胞 大阪大が作製、世界初/共同通信/2016.03.10 - 05:00 は、 <人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、角膜の一部や水晶体、網膜など目の主要な部位の細胞をまとめて作ることに大阪大の西田幸二教授(眼科学)のチームが世界で初めて成功し、9日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した> と報じている。
<......目のレンズに当たる角膜部分をウサギに移植し、機能させることにも成功。iPS細胞による機能的な角膜細胞作製は初めてとしており、けがや病気で傷ついた角膜再生の臨床研究実施を2016年度末にも学内倫理委員会へ申請する。 他の部位も含め立体的な組織ができたわけではないが、複雑な構造を持つ目の再生医療に将来つながる可能性がある> とある。
iPSから目の主要細胞 大阪大が作製、世界初/共同通信/2016.03.10 - 05:00
人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、角膜の一部や水晶体、網膜など目の主要な部位の細胞をまとめて作ることに大阪大の西田幸二教授(眼科学)のチームが世界で初めて成功し、9日付英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
目のレンズに当たる角膜部分をウサギに移植し、機能させることにも成功。iPS細胞による機能的な角膜細胞作製は初めてとしており、けがや病気で傷ついた角膜再生の臨床研究実施を2016年度末にも学内倫理委員会へ申請する。
他の部位も含め立体的な組織ができたわけではないが、複雑な構造を持つ目の再生医療に将来つながる可能性がある。
"目の再生医療" にとって、上記記事のような <目の主要な部位の細胞> の作製技術の発展は、言うまでもなく必須である...... (2016.03.11)
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