「アスピリンでがんリスク低下」に新根拠!「あらゆる種類のがんにも......」!? 米研究

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 解熱鎮痛薬の「アスピリン」が、"大腸がん" を予防するのではないか、との研究については、これまでにも何度も注目されてきた。

 ◆ 参照 当誌過去の "大腸がん,アスピリン" 関連記事

 (1) 既存薬を別の病気の治療に活用する「ドラッグリポジショニング」の"効率化手法"開発!/当誌 2016.02.09

 (2) 解熱鎮痛薬の「アスピリン」の"大腸がん予防効果"を確かめる"7000人規模の臨床試験"!/当誌 2015.12.07

 (3) 既存薬"アスピリン"の低用量常用/長期間服用で"膵臓がん"リスク抑制という研究成果!/当誌 2014.07.03


 今回注目する下記引用サイト記事「アスピリンでがんリスク低下」に新根拠、米研究/時事ドットコム/2016.03.04 - 18:37 は、  <【マイアミAFP=時事】アスピリンを定期的に服用することで、主に大腸や胃などの消化管がん発症リスクが有意に減少するとの研究結果が3日、米国医師会(AMA)発行の医学誌「JAMA腫瘍学」に発表された。 研究は、アスピリンの使用で大腸内視鏡検査などのすでに確立されている予防的スクリーニング検査を代替するのではなく、補うようにすべきだと示唆している> と報じている。

 <......研究論文の主執筆者、米マサチューセッツ総合病院のアンドリュー・チャン氏は「これで多くの人々、特に心疾患予防といった(アスピリンを)定期的に服用する理由がある人々に、大腸がんのリスクを減らすためアスピリンの服用を検討することを推奨できる」と話す。  「アスピリンの使用が、スクリーニング検査で予防されると考えられる数に加えてかなり多数の大腸がん症例の予防につながると考えられること、そして、がんのスクリーニング検査に投じるべきリソースが不足している状況ではその恩恵はさらに大きくなる可能性があることを、今回の結果は示唆している」  定期的なアスピリン服用が大腸がん予防の助けになることは、これまでの研究でも示されていたが、あらゆる種類のがんに対するアスピリンの予防効果はそれほど明らかにされていなかった。  そこで研究チームは、看護師や医療従事者13万6000人近くを対象とする健康調査で収集された32年分相当のデータを分析した。  ■5年間の継続服用で効果  その結果、常用量または低用量のアスピリンを週に2回以上服用している人々は、アスピリンの定期的な服用を報告しなかった人々に比べて、あらゆる種類のがんの発症リスクが3%低いことが分かった。  アスピリンの予防効果は「標準錠剤を週に0.5~1.5錠または低用量錠剤を1日1錠、5年間継続して服用した後に現れた」と論文は指摘している。  アスピリンの使用は、大腸がんのリスクを19%、各種の消化管がんのリスクを15%、それぞれ減少させた。  論文によると、定期的なアスピリンの服用によって「米国で年間3万近くの消化管腫瘍を予防できる可能性がある」という。......  米国予防医学専門委員会は、多くの米国成人の大腸がんと心臓血管疾患を予防するために、アスピリンを推奨している。【翻訳編集AFPBBNews】 〔AFP=時事〕(2016/03/04-18:37)> とある。

 アスピリンがんリスク低下」に新根拠、米研究/時事ドットコム/2016.03.04 - 18:37

 【マイアミAFP=時事】アスピリンを定期的に服用することで、主に大腸や胃などの消化管がん発症リスクが有意に減少するとの研究結果が3日、米国医師会(AMA)発行の医学誌「JAMA腫瘍学」に発表された。
 研究は、アスピリンの使用で大腸内視鏡検査などのすでに確立されている予防的スクリーニング検査を代替するのではなく、補うようにすべきだと示唆している。
 研究論文の主執筆者、米マサチューセッツ総合病院のアンドリュー・チャン氏は「これで多くの人々、特に心疾患予防といった(アスピリンを)定期的に服用する理由がある人々に、大腸がんのリスクを減らすためアスピリンの服用を検討することを推奨できる」と話す。
 「アスピリンの使用が、スクリーニング検査で予防されると考えられる数に加えてかなり多数の大腸がん症例の予防につながると考えられること、そして、がんのスクリーニング検査に投じるべきリソースが不足している状況ではその恩恵はさらに大きくなる可能性があることを、今回の結果は示唆している」
 定期的なアスピリン服用が大腸がん予防の助けになることは、これまでの研究でも示されていたが、あらゆる種類のがんに対するアスピリンの予防効果はそれほど明らかにされていなかった
 そこで研究チームは、看護師や医療従事者13万6000人近くを対象とする健康調査で収集された32年分相当のデータを分析した。

 ■5年間の継続服用で効果

 その結果、常用量または低用量のアスピリンを週に2回以上服用している人々は、アスピリンの定期的な服用を報告しなかった人々に比べて、あらゆる種類のがんの発症リスクが3%低いことが分かった
 アスピリンの予防効果は「標準錠剤を週に0.5~1.5錠または低用量錠剤を1日1錠、5年間継続して服用した後に現れた」と論文は指摘している。
 アスピリンの使用は、大腸がんのリスクを19%、各種の消化管がんのリスクを15%、それぞれ減少させた
 論文によると、定期的なアスピリンの服用によって「米国で年間3万近くの消化管腫瘍を予防できる可能性がある」という。......

 米国予防医学専門委員会は、多くの米国成人の大腸がんと心臓血管疾患を予防するために、アスピリンを推奨している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2016/03/04-18:37)

( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)

 上記記事の新しい点は、 <定期的なアスピリン服用が大腸がん予防の助けになることは、これまでの研究でも示されていたが、あらゆる種類のがんに対するアスピリンの予防効果はそれほど明らかにされていなかった。 ( のに対して ) あらゆる種類のがんの発症リスクが3%低いことが分かった> という点であろう。 今後も、"アスピリンとがんとの関係" については関心を呼び続けて行く気配だ...... (2016.03.07)













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