<初期アルツハイマー病で失われた記憶> の <取り戻し成功!> については、つい先日に注目した。
◆ 参照 当誌過去の "アルツハイマー 記憶" 関連記事
○ 初期アルツハイマー病で失われた記憶、脳の神経細胞を働かせて取り戻し成功!マウスで/当誌 2016.03.18
今回注目する下記引用サイト記事 : アルツハイマー病の記憶戻す実験成功...利根川進氏ら、マウスで/yomiDr. ヨミドク/2016.03.17 は、同じ事柄の報道であるが、 <アルツハイマー病のマウスを使った実験で、思い出せなくなった記憶を引き出すことに成功したとの研究成果を、理化学研究所の利根川進・脳科学総合研究センター長らが、英科学誌ネイチャーで17日発表する。研究チームは「アルツハイマー病は、記憶が消えるのではなく、記憶を思い出す機能が働かなくなる病気であることを示唆する結果だ」としている> と報じている。
<......研究チームは正常なマウスとアルツハイマー病のマウスを飼育箱に入れ、それぞれ脚に弱い電流を流して、不快な体験として記憶させた。その後、箱から出し、24時間後、箱に戻した。正常なマウスは不快な体験を思い出しておびえたが、アルツハイマー病のマウスは変化を見せなかった。そこで、脚に電流が流れた時の記憶を担っているとみられた脳細胞を刺激すると正常なマウスと同じようにおびえるようになった> とある。
アルツハイマー病の記憶戻す実験成功...利根川進氏ら、マウスで/yomiDr. ヨミドク/2016.03.17
アルツハイマー病のマウスを使った実験で、思い出せなくなった記憶を引き出すことに成功したとの研究成果を、理化学研究所の利根川進・脳科学総合研究センター長らが、英科学誌ネイチャーで17日発表する。研究チームは「アルツハイマー病は、記憶が消えるのではなく、記憶を思い出す機能が働かなくなる病気であることを示唆する結果だ」としている。
研究チームは正常なマウスとアルツハイマー病のマウスを飼育箱に入れ、それぞれ脚に弱い電流を流して、不快な体験として記憶させた。その後、箱から出し、24時間後、箱に戻した。正常なマウスは不快な体験を思い出しておびえたが、アルツハイマー病のマウスは変化を見せなかった。そこで、脚に電流が流れた時の記憶を担っているとみられた脳細胞を刺激すると正常なマウスと同じようにおびえるようになった。
(2016年3月17日 読売新聞)
前回の記事での <失われた記憶、脳の神経細胞を働かせて取り戻し......> の内実は、<脚に電流が流れた時の記憶を担っているとみられた脳細胞を刺激すると正常なマウスと同じようにおびえるようになった> とある。 <記憶を担っているとみられた脳細胞> という部分こそが注目される...... (2016.03.20)
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