"サーチュイン遺伝子" についての話題は、かねてより注目されてきた。 "長寿" 促進のほか、老化症状を防ぎ改善するなどの働きがある、というのである。
◆ 参照 当誌過去の "サーチュイン" 関連記事
(1) <"長寿" を担っているとされる "サーチュイン遺伝子" については、かねてより注目されており、この "遺伝子" を "目覚めさせる" には、"飢餓状態" が契機となる(食事量、カロリー摂取の制限を続けることによって活性化)とか、赤ワインやぶどうの皮に含まれ "レスベラトロール" の服用が効果的だとか......、と。> ( 長寿遺伝子とされる「サーチュイン」の働きを強めて、脳梗塞による"認知症"を防ぐ!/当誌 2014.09.13 )
(2) "長寿"促進の薬開発につながるか!? "長寿遺伝子Sirt1"関連の"肺で働く2タンパク質"!/当誌 2014.00.00
(3) <40代〜60代の被験者4人での実証実験では30パーセント減らした食事を3〜7週間続けただけで、長寿を担っているサーチュイン遺伝子が目覚めて働き始めた/ サーチュイン遺伝子は殆ど休眠中で、その結果、老化が進行/ 飢餓状態になると目覚め、細胞中のミトコンドリアを活性化/ 活性酸素の害を防ぎ、免疫力低下、動脈硬化、高血糖、惚け、骨粗鬆症、脱毛白髪等の老化症状を防ぎ改善して、美肌と持久力と抗がん作用を高める......> ( "長寿遺伝子サーチュイン"と"中年太り"との関係が解明!"肥満/メタボ"では長寿不可!?/当誌 2013.12.28 )
今回注目する下記引用サイト記事 : ストレスうつ防ぐ酵素解明 マウスで、山口大/共同通信/2016.03.24 - 01:00 は、 <脳神経細胞などにある「サーチュイン」という酵素に、ストレスによるうつを防ぐ働きがあるとみられることを、山口大のチームがマウスを使って明らかにし、23日付の海外専門誌電子版に発表した。 チームはこれまで、うつ病患者は血液中のサーチュイン量が少ないとの報告をしているが、ストレスによるうつにどう影響するかは不明だった> と報じている。
<......内田周作講師(分子精神医学)は「ストレスによる精神疾患の原因解明や新たな治療薬の開発が期待できる」と話した。 内田講師によると、サーチュインを作る遺伝子は老化を防ぐ長寿遺伝子として知られ、記憶や睡眠、肥満にも関わるとされる> とある。
ストレスうつ防ぐ酵素解明 マウスで、山口大/共同通信/2016.03.24 - 01:00
脳神経細胞などにある「サーチュイン」という酵素に、ストレスによるうつを防ぐ働きがあるとみられることを、山口大のチームがマウスを使って明らかにし、23日付の海外専門誌電子版に発表した。
チームはこれまで、うつ病患者は血液中のサーチュイン量が少ないとの報告をしているが、ストレスによるうつにどう影響するかは不明だった。
内田周作講師(分子精神医学)は「ストレスによる精神疾患の原因解明や新たな治療薬の開発が期待できる」と話した。
内田講師によると、サーチュインを作る遺伝子は老化を防ぐ長寿遺伝子として知られ、記憶や睡眠、肥満にも関わるとされる。
"ストレスによるうつ" の症状や患者さんは、少なくない状況のようなので、上記の研究成果が活かされ <ストレスによる精神疾患の原因解明や新たな治療薬の開発が期待できる> と見られている...... (2016.03.25)
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