"ウイルス感染の媒介となる蚊" の退治対策として、 "蚊駆除用薬剤散布" という対応とは異なった "画期的に賢い対策!" が、"デング熱感染" 予防の際には注目されたことがあった。
◆ 参照 当誌過去の "蚊" 関連記事
○ <デング熱が毎年のように流行するブラジルで、デングウイルスを媒介しない蚊を自然界に増やすことで、人間への感染拡大を防ぐ新たな試みが始まった。ウイルスの免疫を持たせた計1万匹の蚊を放し、感染源の蚊と交配させる計画で、研究者は「画期的な予防法になる」と期待している。......> ( "デングウイルスを媒介しない蚊"1万匹放出(ブラジル)!抜本的なデング熱感染予防策!/当誌 2014.09.30 )
今回注目する下記引用サイト記事 : WHO、遺伝子組み換え蚊を推奨 ジカ熱対策で声明発表/共同通信/2016.03.19 - 10:17 は、 <【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は18日、ブラジルなど中南米を中心に広がるジカ熱対策で、ジカウイルスを媒介する蚊を抑制するため、遺伝子組み換えの蚊を活用することを推奨する声明を発表した。 生まれた蚊が成虫になる前に死ぬよう、オスの親の蚊を遺伝子操作し放出する実験事業を行うことを求めている> と報じている。
<......またWHOは、ボルバキアという細菌の活用も推奨。蚊をボルバキアに感染させると、蚊の体内のジカウイルス増殖を抑えられるという。 WHOは声明で「ジカ熱対策には、ウイルスを媒介する蚊の抑制が最も効果的な方法だ」と強調した> とある。
WHO、遺伝子組み換え蚊を推奨 ジカ熱対策で声明発表/共同通信/2016.03.19 - 10:17
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は18日、ブラジルなど中南米を中心に広がるジカ熱対策で、ジカウイルスを媒介する蚊を抑制するため、遺伝子組み換えの蚊を活用することを推奨する声明を発表した。
生まれた蚊が成虫になる前に死ぬよう、オスの親の蚊を遺伝子操作し放出する実験事業を行うことを求めている。
またWHOは、ボルバキアという細菌の活用も推奨。蚊をボルバキアに感染させると、蚊の体内のジカウイルス増殖を抑えられるという。
WHOは声明で「ジカ熱対策には、ウイルスを媒介する蚊の抑制が最も効果的な方法だ」と強調した。
かつてならば、害となる生物の "天敵" となる生物の増殖を促すという対策が採られたのかもしれない。 だが、今日では、<生まれた蚊が成虫になる前に死ぬよう、オスの親の蚊を遺伝子操作し放出する実験事業> となるのだから、隔世の観ありだ...... (2016.03.23)
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