"脊髄損傷" は、脳と手足などの "末梢神経系" との繋ぎ(脳からの運動命令を伝えたり、手足の感覚情報を返したり)を絶つとともに、"修復と再生は不能!(決定的な治療法なし)" だと見なされてもいる。 それだけに、甚大な障害に繋がるのが "脊髄損傷" だ。
◆ 参照 当誌過去の "脊髄損傷" 関連記事
○ <"中枢神経系" である "脊髄" は、脳と手足などの "末梢神経系" とを繋ぎ、脳からの運動命令を伝えたり、手足の感覚情報を返したりしている。 ところが、もしこの "脊髄" が損傷する("脊髄損傷")ならば、"末梢神経系" の場合とは異なって、"修復と再生は不能!(決定的な治療法なし)" だと見なされている。 損傷部位以下の手足などから "運動機能" が失われ、"感覚知覚機能" も失われる(麻痺)ことになる。 それゆえに、"脊髄損傷" は甚大な障害につながりかねないと警戒されている。> ( "iPS細胞"を"脊髄損傷"の治療に利用する臨床研究の実施計画(慶応大)、17年に申請!/当誌 2016.02.18 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 脊髄損傷でまひした手、再び動く 脳信号読み取り/共同通信/2016.04.14 - 02:01 は、 <脊髄を損傷し、手足の動かなくなった患者が頭で思い描いた動きを装置で読み取り、手に電気信号を伝え作業できるようにすることに世界で初めて成功したと米オハイオ州立大などのチームが13日付の英科学誌ネイチャーに発表した> と報じている。
<......実験に参加した20代の患者のイアン・バークハートさんは5本の指を動かせるようになり、瓶をつかんで中身を別の容器に移し替えるという複雑な作業をこなした。電話による記者会見で「人に頼らず日常生活の動作ができ、希望の光が見えた。実験以外の場でも使いたい」と話した。 ただ装置はバークハートさん専用で、広く使えるようにするのが課題だ> とある。
脊髄損傷でまひした手、再び動く 脳信号読み取り/共同通信/2016.04.14 - 02:01
【ワシントン共同】 脊髄を損傷し、手足の動かなくなった患者が頭で思い描いた動きを装置で読み取り、手に電気信号を伝え作業できるようにすることに世界で初めて成功したと米オハイオ州立大などのチームが13日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
実験に参加した20代の患者のイアン・バークハートさんは5本の指を動かせるようになり、瓶をつかんで中身を別の容器に移し替えるという複雑な作業をこなした。電話による記者会見で「人に頼らず日常生活の動作ができ、希望の光が見えた。実験以外の場でも使いたい」と話した。
ただ装置はバークハートさん専用で、広く使えるようにするのが課題だ。
<頭で思い描いた動き> の "脳信号" を、<手に(認識可能な)電気信号を伝えて>、作業を可能とさせる、という一連の手続きは、いわゆる "メカトロニクスでのデジタル処理" の手順そのもの( c.f. エンコード、デコード)だと見受けられる...... (2016.04.16)
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