"遺伝子操作" で話題となることが増えてきた "ゲノム編集" である。 だが、それが "ヒト受精卵" に対して行われるとなると、見過ごせない問題点も浮上してくるわけであるが......。
◆ 参照 当誌過去の "ゲノム編集" 関連記事
○ <......ゲノム編集は従来の遺伝子組み換え法よりも、はるかに効率よく遺伝子を変えられるのが特徴だ。ただ受精卵に行うと、改変した遺伝子が次世代に受け継がれる可能性があり、倫理的な問題が指摘されている。......> ( "ゲノム編集"でヒト受精卵の遺伝子を改変、2例目!中国のチーム!倫理的問題が指摘!/当誌 2016.04.11 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 調査会、人の受精卵改変を容認 ゲノム編集、基礎研究のみ/共同通信/2016.04.22 - 18:05 は、 <政府の生命倫理専門調査会は22日、遺伝子を効率的に改変できる「ゲノム編集」で人の受精卵を操作する基礎研究は容認できるとの考え方をまとめた。ただし、受精卵の遺伝子異常を修正して子宮に戻すような臨床利用は現時点で認められないとした> と報じている。
<......その上で、研究者らにも技術の使い方を幅広く議論するよう求めた。研究を始めるための指針を文部科学省や厚生労働省が策定するのは時間がかかりそうだ> とある。
調査会、人の受精卵改変を容認 ゲノム編集、基礎研究のみ/共同通信/2016.04.22 - 18:05
政府の生命倫理専門調査会は22日、遺伝子を効率的に改変できる「ゲノム編集」で人の受精卵を操作する基礎研究は容認できるとの考え方をまとめた。ただし、受精卵の遺伝子異常を修正して子宮に戻すような臨床利用は現時点で認められないとした。
その上で、研究者らにも技術の使い方を幅広く議論するよう求めた。研究を始めるための指針を文部科学省や厚生労働省が策定するのは時間がかかりそうだ。
"ゲノム編集" への "生命倫理" 的観点での危惧、懸念が、こうして "なし崩し(!?)" 風に "解禁(!?)" されていくことになるのであろうか? <臨床利用> との "隔て" が "医の倫理" という "薄い紙一枚" に託されるようなシステムはリスキー過ぎはしないか?!...... (2016.04.24)
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