既に、"全国の36人が労災と認定" されるに至っている "印刷工場で多発の胆管がん"。 その "因果関係、発がんの仕組み" が、実証的に解明されつつあるという。
◆ 参照 当誌過去の "胆管がん,印刷" 関連記事
○ <印刷会社の従業員などが相次いで胆管がんを発症した問題を受けて、大阪市立大学はこの病気の患者の情報を集め診断法や治療法の開発を目指す、全国で初めての研究拠点を、来月、設けることを決めました。 この問題は、印刷会社の従業員などが相次いで胆管がんを発症したもので、これまでに全国の36人が労災と認められました。 厚生労働省は、インクを洗い流す作業で使われた化学物質に、長時間、高い濃度でさらされたことが原因の可能性が極めて高いとしています......> ( 印刷会社従業員などが相次いで発症の"胆管がん問題"で、初の研究拠点!(大阪市立大)/当誌 2015.03.09 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 印刷工場で多発の胆管がん、洗浄液が発がん性物質に...東大チーム発表/yomiDr. ヨミドク/2016.04.27 は、"発がんの仕組み" の "実証的解明" をめぐって、 <印刷工場の洗浄液などに使われる化学物質「ジクロロプロパン」は、肝臓で発がん性をもつ物質に変換されることで、胆管でがんを引き起こしている可能性が高いという研究結果を、東京大学の豊田優・特任助教らのチームが発表した> と報じている。
<......科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。研究チームは、ネズミにジクロロプロパンを投与。肝臓で発がんの可能性のある物質に変換され、胆管に排せつされることを確認したという。「今後は胆管がんを発症した人の細胞を調べ、発がんの仕組みを明らかにしたい」としている> とある。
印刷工場で多発の胆管がん、洗浄液が発がん性物質に...東大チーム発表/yomiDr. ヨミドク/2016.04.27
印刷工場の洗浄液などに使われる化学物質「ジクロロプロパン」は、肝臓で発がん性をもつ物質に変換されることで、胆管でがんを引き起こしている可能性が高いという研究結果を、東京大学の豊田優・特任助教らのチームが発表した。
科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。研究チームは、ネズミにジクロロプロパンを投与。肝臓で発がんの可能性のある物質に変換され、胆管に排せつされることを確認したという。「今後は胆管がんを発症した人の細胞を調べ、発がんの仕組みを明らかにしたい」としている。
<ジクロロプロパンが、肝臓で発がんの可能性のある物質に変換され、胆管に排せつされる> という "発がんの経路" は、良くぞ解明されたかと思われる。 今後、<胆管がんを発症した人の細胞> での検証で更なる究明が期待される...... (2016.04.29)
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