"業務で使っていた化学物質が原因でがんを発症するケース" としては、"建設作業アスベスト[石綿] → 肺がん" や "印刷会社の従業員などが相次いで発症した胆管がん" が懸念されて来たはずだ。 そして、さらに "化学工場での膀胱がん" が付け加わわっている。
◆ 参照 当誌過去の "発がん性物質,業務" 関連記事
(1) 印刷会社従業員などが相次いで発症の"胆管がん問題"で、初の研究拠点!(大阪市立大)/当誌 2015.03.09
(2) "ぼうこうがん"発症!「マスクしていたが...」工場従業員/退職者計5人 北陸の化学工場/当誌 2015.12.20
(3) "印刷工場で多発の胆管がん"、洗浄液のジクロロプロパンが発がん性物質に!東大チーム/当誌 2016.04.29
今回注目する下記引用サイト記事 : 膀胱がん因果関係認め従業員に謝罪...三星化学/TOMIURI ONLINE 関西発/2016.05.03 は、 <三星化学工業(東京)の福井工場(福井市)で従業員ら6人が膀胱がんを発症した問題で、同社が工場内での作業と発症との因果関係を認め、社長らが従業員らの自宅を訪れて謝罪していたことが、同社などへの取材で分かった。 同工場では染料や顔料の原料を製造。厚生労働省は今年3月、立ち入り検査の結果、同工場での安全対策が不十分で、従業員が発がん性物質の「オルト―トルイジン」を体内に取り込んだことが判明した、と発表した> と報じている。
<......同社はこの発表を受け、4月中旬、泉谷武彦社長らが、発症した従業員と元従業員の自宅を訪問し、本人や家族に謝罪文を手渡し、「申し訳ありませんでした」などと述べたという。同社は取材に対し「因果関係を認めざるを得な。誠意をもって対応する第一歩にしたい」としている。 一方、厚労省によると、新たに元従業員1人に膀胱がん発症の疑いがあることが判明した> とある。
膀胱がん因果関係認め従業員に謝罪...三星化学/TOMIURI ONLINE 関西発/2016.05.03
三星化学工業(東京)の福井工場(福井市)で従業員ら6人が膀胱がんを発症した問題で、同社が工場内での作業と発症との因果関係を認め、社長らが従業員らの自宅を訪れて謝罪していたことが、同社などへの取材で分かった。
同工場では染料や顔料の原料を製。厚生労働省は今年3月、立ち入り検査の結果、同工場での安全対策が不十分で、従業員が発がん性物質の「オルト―トルイジン」を体内に取り込んだことが判明した、と発表した。
同社はこの発表を受け、4月中旬、泉谷武彦社長らが、発症した従業員と元従業員の自宅を訪問し、本人や家族に謝罪文を手渡し、「申し訳ありませんでした」などと述べたという。同社は取材に対し「因果関係を認めざるを得ない。誠意をもって対応する第一歩にしたい」としている。
一方、厚労省によると、新たに元従業員1人に膀胱がん発症の疑いがあることが判明した。
"膀胱がん" は、治療が難しいとされるだけに、発症された従業員の方々の気の毒さは余りある。 せめて、最大限の補償が叶えられてしかるべきだ...... (2016.05.05)
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