"動脈瘤" という病気の恐さを知る人は少なくない。"腹部大動脈瘤(りゅう)" の場合には、"致死率90%" と警戒されているほどだ。
◆ 参照 当誌過去の "動脈瘤" 関連記事
○ <予兆がまったくなく、ある日突然起こる「腹部大動脈瘤(りゅう)」の破裂。破裂すると致死率は90%、緊急搬送されて手術したとしても救命率は50%という怖い病気です。/ 腹部大動脈瘤はおなかの部分を通っている大動脈にこぶができる状態で、血管の老化に伴う動脈硬化が主な原因とされています。腹部大動脈の直径は通常2㎝程度ですが、これが膨れて直径4㎝以上になると腹部大動脈瘤と診断され、女性で直径4.5㎝、男性で直径5㎝を超えると破裂するリスクが高くなるので、手術が勧められます......> ( "致死率90%!"で突然の死につながる"腹部大動脈瘤(りゅう)の破裂"!原因は動脈硬化!/当誌 2014.08.29 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 新ステントで脳動脈瘤治療 国立循環器センターが治験へ/共同通信/2016.05.06 - 21:00 は、"動脈瘤" でも、"脳動脈瘤" と呼ばれるものに関している。 <新型のステント(網状の筒)を使って脳動脈瘤の破裂を防ぎ、くも膜下出血が起きないようにする治療法の治験を近く始めると、国立循環器病研究センター(大阪府)が6日発表した。 完治困難な巨大な脳動脈瘤も治せるとしており、現場の医師が主体となる医師主導治験で患者を対象に安全・有効性を調べ、国内承認、実用化を目指す> と報じている。
<......脳動脈瘤は脳の動脈の一部が膨らんでこぶ状になる。同センターが開発したステントは、脚の動脈から送り込み、こぶの付け根に置いて膨らませることで付け根の部分にふたをでき、動脈瘤の中に血が流れ込まず、破裂を防げる> とある。
新ステントで脳動脈瘤治療 国立循環器センターが治験へ/共同通信/2016.05.06 - 21:00
新型のステント(網状の筒)を使って脳動脈瘤の破裂を防ぎ、くも膜下出血が起きないようにする治療法の治験を近く始めると、国立循環器病研究センター(大阪府)が6日発表した。
完治困難な巨大な脳動脈瘤も治せるとしており、現場の医師が主体となる医師主導治験で患者を対象に安全・有効性を調べ、国内承認、実用化を目指す。
脳動脈瘤は脳の動脈の一部が膨らんでこぶ状になる。同センターが開発したステントは、脚の動脈から送り込み、こぶの付け根に置いて膨らませることで付け根の部分にふたをでき、動脈瘤の中に血が流れ込まず、破裂を防げる。
<同センターが開発したステントは、脚の動脈から送り込み、こぶの付け根に置いて膨らませることで付け根の部分にふたをでき、動脈瘤の中に血が流れ込まず、破裂を防げる> という仕組みで、"こぶ状の脳動脈瘤" を、縮小/消滅(?)させるものと理解できる。 実用化の実績が望まれるところだ...... (2016.05.08)
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