"治療薬" によって "複数の患者が死亡するケース" が報じられる度に、みすみす "薬で死ぬ!" ということの理不尽さに思いが至るとともに、併せて、厚生労働省による "医薬品の承認" への疑念が立ち上がってくる。
◆ 参照 当誌過去の "治療薬 死亡" 関連記事
(1) C型肝炎治療薬「ヴィキラックス」に複数の死亡を含む重い副作用!厚労省を善処指示!/当誌 2015.12.01
(2) 皮膚がん治療薬"ニボルマブ"投与の患者が"重症筋無力症"で死亡!厚労省が注意指示!/当誌 2015.09.17
今回注目する下記引用サイト記事 : 統合失調症薬「ゼプリオン」使用後85人死亡...原因究明と全患者調査を要望/yomiDr. ヨミドク/2016.06.23 は、 <統合失調症治療薬「ゼプリオン」の使用後に死亡した患者が、市販後2年余りで85人に上るとして、患者支援団体のNPO法人地域精神保健福祉機構は21日、厚生労働省に原因究明と使用中の全患者の追跡調査を求める要望書を提出した> と報じている。
<......ゼプリオンは2013年11月発売の注射剤。4週に1度の使用で効果が続く。死亡報告が続いたため、厚労省は14年4月、販売元のヤンセンファーマ社に医療関係者への注意喚起を求めた。以後も突然死などの報告があり、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告された死亡者数は今年2月までに計85人に上るが、ゼプリオンと死亡との因果関係は分かっていない。 記者会見した地域精神保健福祉機構の島田豊彰専務理事は「同じ成分や類似成分の別の薬よりも、ゼプリオンの死亡報告は明らかに多い。厚労省は販売会社に詳細な調査を求め、原因を早急に明らかにしてほしい」と訴えた> とある。
統合失調症薬「ゼプリオン」使用後85人死亡...原因究明と全患者調査を要望/yomiDr. ヨミドク/2016.06.23
統合失調症治療薬「ゼプリオン」の使用後に死亡した患者が、市販後2年余りで85人に上るとして、患者支援団体のNPO法人地域精神保健福祉機構は21日、厚生労働省に原因究明と使用中の全患者の追跡調査を求める要望書を提出した。
ゼプリオンは2013年11月発売の注射剤。4週に1度の使用で効果が続く。死亡報告が続いたため、厚労省は14年4月、販売元のヤンセンファーマ社に医療関係者への注意喚起を求めた。以後も突然死などの報告があり、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告された死亡者数は今年2月までに計85人に上るが、ゼプリオンと死亡との因果関係は分かっていない。
記者会見した地域精神保健福祉機構の島田豊彰専務理事は「同じ成分や類似成分の別の薬よりも、ゼプリオンの死亡報告は明らかに多い。厚労省は販売会社に詳細な調査を求め、原因を早急に明らかにしてほしい」と訴えた。
とかく医者は、"副作用がない薬はない" との一般論を口にするものだ。 だが、"副作用" の中には、"死亡事故" や "それらに匹敵する症状" を引き起こすものさえ含まれる......。 "新薬" の過激な開発競争・販売競争が鎬を削る現在、厚生労働省には、今さらのように "安全性確保" の徹底が要請される...... (2016.06.26)
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