<心臓の出口にある弁が硬くなって、しっかり開け閉めできなくなる心臓弁膜症> は、"息切れ、足のむくみ" といった症状に加えて、"脳梗塞" の原因にもなる、警戒されるべき病気。 外科的治療法としては、"人工弁" の植え込み術で対応されてきた。
◆ 参照 当誌過去の "心臓弁" 関連記事
○ <心臓の出口にある弁が硬くなって、しっかり開け閉めできなくなる心臓弁膜症。カテーテル(細い管)で心臓まで人工弁を運び、留め置く治療法が普及してきた。胸を切り開いて人工弁に取り換える一般的な手術と比べ、体への負担が小さい利点がある。高齢化によって、さらに広がるとみられている。......> ( "心臓弁膜症"に、"経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)"! 高齢者にも負担軽く!/当誌 2014.10.06 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 不要心臓弁を加工し移植 国内患者提供は初、大阪大/共同通信/2016.05.31 - 21:20 は、 <大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームは31日、心臓移植を受けた患者から不要になった元の心臓の弁を提供してもらい、特殊な方法で加工した上で、心臓弁の疾患がある別の患者に移植する手術に成功したと発表した> と報じている。
<......5月13日に大阪大病院で実施。国内3例目で、これまでは新鮮な状態を保つため、共同研究機関があるドイツで摘出、加工した弁を使っていたが、今回初めて日本で摘出した弁を用いた。 チームは「加工を施すことで再手術のリスクが低くなるほか、本来は廃棄される弁を有効利用できる。普及を進めたい」と説明している> とある。
不要心臓弁を加工し移植 国内患者提供は初、大阪大/共同通信/2016.05.31 - 21:20
大阪大の澤芳樹教授(心臓血管外科)のチームは31日、心臓移植を受けた患者から不要になった元の心臓の弁を提供してもらい、特殊な方法で加工した上で、心臓弁の疾患がある別の患者に移植する手術に成功したと発表した。
5月13日に大阪大病院で実施。国内3例目で、これまでは新鮮な状態を保つため、共同研究機関があるドイツで摘出、加工した弁を使っていたが、今回初めて日本で摘出した弁を用いた。
チームは「加工を施すことで再手術のリスクが低くなるほか、本来は廃棄される弁を有効利用できる。普及を進めたい」と説明している。
現在の "再生医療" は、早ここまで来たのかという思いを誘う記事であろう。 "人体の各臓器" もまた、電気製品などに内在する、"取り換え可能なパーツ" とほとんど変わらない上に、"中古製品/パーツ" という観点においても同様であると...... (2016.06.02)
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