"加齢による動脈硬化" は、"心臓/血管疾患" 発症の原因になったり、リスクの高い病(動脈瘤破裂など)を引き起こしたりするとして警戒されている。
◆ 参照 当誌過去の "動脈硬化" 関連記事
(1) 新型"ステント(網状の筒)"で、"脳動脈瘤"破裂防ぎ治療!国立循環器センターが治験へ/当誌 2016.05.08
(2) <血管の内壁を構成し、血液と触れる「血管内皮細胞」と呼ばれる部分からは一酸化窒素(NO)が出る。この一酸化窒素には血管を拡張し、しなやかにすることで、動脈硬化を防ぐ作用がある。「血管力が高いと血管内皮細胞から一酸化窒素がたくさん出て、それによっていっそう血管力が高まっていきます。......有酸素運動には血管を拡張させる作用があり、一酸化窒素の分泌を増やす。水泳も悪くないが、特にいいのはウオーキング。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほどで、ふくらはぎの筋肉を動かすことで下半身の血流が良くなる。......> ( 「血液ドロドロ」より気になる「血管力」の低下!血管内"一酸化窒素"が硬化を防ぐ!/当誌 2015.12.16 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 血管の若さ、持久力と関係 有酸素運動が有効か/47NEWS 医療新世紀/2016.05.31 は、 <持久力がある人は、加齢による動脈硬化が食い止められている可能性があるとする研究を、国立健康・栄養研究所のチームが専門誌に発表した> と報じている。
<......同研究所健康増進研究部の丸藤祐子研究員らは、東京都と岡山県の26~69歳の健康な男女計470人について、持久力がその後の動脈硬化の進み具合とどう関係していくかを調べた。 持久力は、自転車をこいでいる間の1分当たりの最大酸素摂取量で評価。動脈硬化の度合いは、血管を脈の波が伝わる速さで判定し、研究開始時から2年後までに血管がどれだけ硬くなったか、変化を調べた。 対象者を研究開始時の持久力で「低い・中間・高い」の3グループに分け、年齢や体格、血糖値、中性脂肪などの影響を考慮して比較した。その結果、持久力の低いグループはほかのグループより動脈硬化が進行していたのに対し、持久力の高いグループでは2年後にも変化がほとんどなく、動脈硬化が食い止められていたことが分かった。中間グループの進行度合いは、その中間程度だった。 持久力の高いグループには、ジョギングや水泳、ダンスなど有酸素運動を習慣にしている人が多く、活動的だった。これらの運動は持久力を高める効果があるとされる。持久力は、過去の研究でも、死亡率低下や心血管疾患発症率の低下と関係があることが示されている。 丸藤さんらは今後、筋力や瞬発力、柔軟性といった持久力以外の体力と動脈硬化との関係も明らかにし、ストレッチのような、より取り組みやすい運動でも動脈硬化を予防できるかどうかを確かめたいとしている> とある。
血管の若さ、持久力と関係 有酸素運動が有効か/47NEWS 医療新世紀/2016.05.31
持久力がある人は、加齢による動脈硬化が食い止められている可能性があるとする研究を、国立健康・栄養研究所のチームが専門誌に発表した。
同研究所健康増進研究部の丸藤祐子研究員らは、東京都と岡山県の26~69歳の健康な男女計470人について、持久力がその後の動脈硬化の進み具合とどう関係していくかを調べた。
持久力は、自転車をこいでいる間の1分当たりの最大酸素摂取量で評価。動脈硬化の度合いは、血管を脈の波が伝わる速さで判定し、研究開始時から2年後までに血管がどれだけ硬くなったか、変化を調べた。
対象者を研究開始時の持久力で「低い・中間・高い」の3グループに分け、年齢や体格、血糖値、中性脂肪などの影響を考慮して比較した。その結果、持久力の低いグループはほかのグループより動脈硬化が進行していたのに対し、持久力の高いグループでは2年後にも変化がほとんどなく、動脈硬化が食い止められていたことが分かった。中間グループの進行度合いは、その中間程度だった。
持久力の高いグループには、ジョギングや水泳、ダンスなど有酸素運動を習慣にしている人が多く、活動的だった。これらの運動は持久力を高める効果があるとされる。持久力は、過去の研究でも、死亡率低下や心血管疾患発症率の低下と関係があることが示されている。
丸藤さんらは今後、筋力や瞬発力、柔軟性といった持久力以外の体力と動脈硬化との関係も明らかにし、ストレッチのような、より取り組みやすい運動でも動脈硬化を予防できるかどうかを確かめたいとしている。
<持久力の高いグループには、ジョギングや水泳、ダンスなど有酸素運動を習慣にしている人が多く、活動的だった> とある。 とにかく "有酸素運動" は、何も難しいことはないので、手軽に "血管力" やに "持久力" を養いたいもの...... (2016.06.05)
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