"脳の血管が詰まったり破れたりすることで脳細胞の壊死を生ずる疾患" である "脳卒中" は、年間約30万人が新たに罹患し、年間約12.4万人が死亡(わが国の死因第4位)しているとされる。 また、命を取り留めることができた場合にも、"早期のリハビリが勝負!" とされ、"後遺症を長引かせない" ことが鉄則とされている。
◆ 参照 当誌過去の "脳卒中 リハビリ" 関連記事
○ <脳卒中などで脳の一部が損傷して失われた運動機能がリハビリで回復するのは、損傷した部分が果たしていた役割を別の部分が肩代わりするからだと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが7日、米科学誌電子版に発表......> ( 脳卒中などの脳損傷の回復は、脳の別の部分が肩代わり! 効果的なリハビリ開発に道!/当誌 2015.01.08 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 脳卒中リハビリ環境に不満/47NEWS 医療新世紀/2016.06.07 は、 <脳卒中で後遺症を抱えた人の半数余りが、病院退院後のリハビリ環境に不満を持っているとの調査結果を、NPO法人脳梗塞リハビリ研究会(東京)などが発表した> と報じている。
<......20~60代の脳卒中経験者620人について今年1月、インターネットで本人と家族に調査。退院時に何らかの後遺症があった305人のうち、「退院後のリハビリ環境が十分でない」との設問に「そう思う」「どちらかというとそう思う」と答えた人は計54%に上った。 具体的な要望を見ると、「維持でなく症状を改善したい」「回数や時間の制限なくやりたい」「専門家のリハビリを継続したい」などが多かった> とある。
脳卒中リハビリ環境に不満/47NEWS 医療新世紀/2016.06.07
脳卒中で後遺症を抱えた人の半数余りが、病院退院後のリハビリ環境に不満を持っているとの調査結果を、NPO法人脳梗塞リハビリ研究会(東京)などが発表した。
20~60代の脳卒中経験者620人について今年1月、インターネットで本人と家族に調査。退院時に何らかの後遺症があった305人のうち、「退院後のリハビリ環境が十分でない」との設問に「そう思う」「どちらかというとそう思う」と答えた人は計54%に上った。
具体的な要望を見ると、「維持でなく症状を改善したい」「回数や時間の制限なくやりたい」「専門家のリハビリを継続したい」などが多かった。
<脳卒中で後遺症を抱えた人> の、上記記事が伝える "切実な思い" は、やはり "早期のリハビリが勝負!" と見なされていることに尽きるのではないかと思われる。こうした "切望" が、思う存分達成される、そんな環境づくりが望まれる...... (2016.06.10)
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