"寿命" は、ひたすら "長寿" を目指す観点で考えられてきたのかもしれない。 そして、"長寿" に向けた種々の研究もなされてきた。
◆ 参照 当誌過去の "寿命" 関連記事
(1) 染色体の末端にあって長さが"余命の目安"とされる"テロメア"と"地中海式ダイエット"!/当誌 2015.01.14
(2) 長寿遺伝子とされる「サーチュイン」の働きを強めて、脳梗塞による"認知症"を防ぐ!/当誌 2014.09.13
(3) "長寿"促進の薬開発につながるか!? "長寿遺伝子Sirt1"関連の"肺で働く2タンパク質"!/当誌 2014.05.14
今回注目する下記引用サイト記事 : 長寿の質、沖縄は全国最下位 「健康寿命」男47位、女46位 聖徳大教授調査/琉球新報/2016.06.12 - 05:04 は、 <平均寿命(余命)のうち、介護を受けたり寝たきりになったりせず健康に日常生活を送ることができる期間を示す「健康寿命(余命)」が占める割合は、全国47都道府県で沖縄は男性90・4%で47位、女性は83・7%で46位であることが分かった。男性1位は茨城の93%、女性は静岡の87・1%だった。茨城県立健康プラザ研究員の栗盛須雅子聖徳大学看護学部教授が2010~14年の5年間について調べた。5年間にわたる調査の実施は初めて。栗盛氏は「沖縄は65歳の平均寿命は男性2位、女性1位だが、長生きしても障がいを持つ期間も長い。質を見ると、高齢者の健康は深刻な状態だ」と指摘している> と報じている。
<......65歳の健康寿命については、沖縄は男女とも6位で、女性は平均寿命よりも順位は低い。障がいを持つ人の割合では少ない順に沖縄の男性は44位、女性は34位と下位に位置しており、割合は高い。要介護認定者や要介護度の重い人が多く、高齢者の生活の質が悪いことを意味しているという。――以下略――> とある。
長寿の質、沖縄は全国最下位 「健康寿命」男47位、女46位 聖徳大教授調査/琉球新報/2016.06.12 - 05:04
平均寿命(余命)のうち、介護を受けたり寝たきりになったりせず健康に日常生活を送ることができる期間を示す「健康寿命(余命)」が占める割合は、全国47都道府県で沖縄は男性90・4%で47位、女性は83・7%で46位であることが分かった。男性1位は茨城の93%、女性は静岡の87・1%だった。茨城県立健康プラザ研究員の栗盛須雅子聖徳大学看護学部教授が2010~14年の5年間について調べた。5年間にわたる調査の実施は初めて。栗盛氏は「沖縄は65歳の平均寿命は男性2位、女性1位だが、長生きしても障がいを持つ期間も長い。質を見ると、高齢者の健康は深刻な状態だ」と指摘している。
65歳の健康寿命については、沖縄は男女とも6位で、女性は平均寿命よりも順位は低い。障がいを持つ人の割合では少ない順に沖縄の男性は44位、女性は34位と下位に位置しており、割合は高い。要介護認定者や要介護度の重い人が多く、高齢者の生活の質が悪いことを意味しているという。
――以下略――
( ※引用者注 ―― 文意を損なわないよう留意して割愛しています。)
"沖縄県の実情" がどのような背景から来ているのかは今後考察されることになるのだろう。 だが、"寿命" という課題が、"長寿" という観点からだけではなく、"健康寿命" の観点から見直され始めていることが改めて注目される...... (2016.06.14)
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