がん治療で駆使される抗がん剤、放射線は、ともに小さくはない副作用が警戒されている。その攻撃が、がん細胞に止まらず正常細胞へも及ぶという点だ。 これを回避するために、がん細胞のみを "ピンポイントで狙い撃つ" 仕掛け("分子標的型抗がん剤" も同様)が種々工夫されることになる。 そして、"放射線" 治療についても "体内埋め込み型" 治療法の研究が進められている。
◆ 参照 当誌過去の "放射線" 関連記事
○ <国立がん研究センターは1日、がん細胞だけをピンポイントで狙い撃つ最新の放射線治療装置を公開した。正常な細胞を傷つけず、副作用が少ないという。2017年3月ごろをメドに皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)などを対象に臨床試験を始める計画だ。 最新の治療はホウ素中性子捕捉療法と呼ぶ。患者にホウ素を含む薬剤を投与し、がん細胞に取り込ませたうえ、加速器を利用して中性子を当てる......> ( がん細胞だけを狙い撃ち!"ホウ素中性子捕捉療法" に基づく最新装置公開!(がん研セ)/当誌 2016.03.04 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 体内で放射線を放つがん治療薬 マウスで効果、量子科学研/共同通信/2016.06.13 - 13:29 は、 <体内で放射線を放ち、ピンポイントでがん細胞をたたく薬剤を開発したと、量子科学技術研究開発機構(千葉市)が13日発表した。がんを移植したマウスへの投与実験でがんの大きさが半分に縮小したとしている> と報じている。
<......対象のがんは、副腎に発生する褐色細胞腫。国内では年間約3千人が発症するがんで、患者の大半は外科手術で治るが、1割は全身に転移して有効な治療法がなくなる。 研究チームは、同機構の高崎量子応用研究所(群馬県高崎市)などの加速器を使い、放射線の一種アルファ線を放つ元素「アスタチン211」を製造。褐色細胞腫に取り込まれる物質に組み込んだ> とある。
体内で放射線を放つがん治療薬 マウスで効果、量子科学研/共同通信/2016.06.13 - 13:29
体内で放射線を放ち、ピンポイントでがん細胞をたたく薬剤を開発したと、量子科学技術研究開発機構(千葉市)が13日発表した。がんを移植したマウスへの投与実験でがんの大きさが半分に縮小したとしている。
対象のがんは、副腎に発生する褐色細胞腫。国内では年間約3千人が発症するがんで、患者の大半は外科手術で治るが、1割は全身に転移して有効な治療法がなくなる。
研究チームは、同機構の高崎量子応用研究所(群馬県高崎市)などの加速器を使い、放射線の一種アルファ線を放つ元素「アスタチン211」を製造。褐色細胞腫に取り込まれる物質に組み込んだ。
<体内で放射線を放ち、ピンポイントでがん細胞をたたく薬剤> は、<放射線の一種アルファ線を放つ元素「アスタチン211」を......褐色細胞腫に取り込まれる物質に組み込んだ> とある。 奏功したとされるマウスでの検証以外は、今後の課題のようであり注目される...... (2016.06.15)
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