"膵臓がん" が抱える最大の問題点は、"自覚症状も少なく" 、"早期発見が困難!" だとされる。そのため、発見された時点では、手の施しようが無く、高い死亡率に至る。 だが、漸く "早期発見" の検査法が着手され始めた。
◆ 参照 当誌過去の "膵臓がん 早期発見" 関連記事
(1) 味の素 "血液検査"で膵臓がんリスク判定 早期発見!人間ドックのオプション検査開始!/当誌 2015.06.15
(2) すい臓がんを"血液検査"で早期発見(味の素)!早期では"自覚症状"が少ないすい臓がん!/当誌 2014.10.09
今回注目する下記引用サイト記事 : 早期発見が難しい膵臓がんの血液検査法を開発...東大/yomiDr. ヨミドク/2016.06.04 は、 <早期発見が難しい 膵臓 がんを血液検査で見つけ出す技術を開発したと、東京大学のチームが米医学誌に発表した。早い段階でがんを見つけ、治療成績の向上につなげたい考えだ> と報じている。
<......東大病院の岸川孝弘医師(消化器内科)らは、膵臓がん患者の血液に特定のRNA(リボ核酸)が健康な人より多く含まれていることに着目。このRNAだけにくっつく特殊な物質を開発し、わずかな血液でも量を測定できるようにした。 膵臓がん患者と健康な人の計60人で調べたところ、患者の血液には、このRNAが健康な人の5~6倍含まれていた。膵臓がんになる可能性がある良性腫瘍の患者でも、このRNAは増えていた。 膵臓がんは臓器別のがん死亡者で4番目に多い。進行がんの5年生存率は10%未満だが、転移がない早期がんでは40%程度というデータがある。 岸川医師は「がんの前段階から経過を見て必要な時期に治療することが可能になるかもしれない。検査法として確立したい」と話している> とある。
早期発見が難しい膵臓がんの血液検査法を開発...東大/yomiDr. ヨミドク/2016.06.04
早期発見が難しい 膵臓 がんを血液検査で見つけ出す技術を開発したと、東京大学のチームが米医学誌に発表した。早い段階でがんを見つけ、治療成績の向上につなげたい考えだ。
東大病院の岸川孝弘医師(消化器内科)らは、膵臓がん患者の血液に特定のRNA(リボ核酸)が健康な人より多く含まれていることに着目。このRNAだけにくっつく特殊な物質を開発し、わずかな血液でも量を測定できるようにした。
膵臓がん患者と健康な人の計60人で調べたところ、患者の血液には、このRNAが健康な人の5~6倍含まれていた。膵臓がんになる可能性がある良性腫瘍の患者でも、このRNAは増えていた。
膵臓がんは臓器別のがん死亡者で4番目に多い。進行がんの5年生存率は10%未満だが、転移がない早期がんでは40%程度というデータがある。
岸川医師は「がんの前段階から経過を見て必要な時期に治療することが可能になるかもしれない。検査法として確立したい」と話している。
"膵臓がんの早期発見" が求められる根拠としては、<進行がんの5年生存率は10%未満だが、転移がない早期がんでは40%程度というデータがある> という点だとされる...... (2016.06.06)
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