がんの罹患数上昇とともに、治療法として "抗がん剤" 療法が選択されるケースの絶対数が増えていることも推定される。 それにしても、その "抗がん剤" 療法に関する "医療事故" の多さには目を見張らざるを得ない。
今回注目する下記引用サイト記事 : 抗がん剤事故 228件 血管外漏れや過剰投与 2010年以降・日本医療機能評価機構調査/毎日新聞/2016.06.29 は、 <国内で起きた医療事故情報を収集する公益財団法人・日本医療機能評価機構(東京都)は28日、抗がん剤に関する事故が6年3カ月間で228件に上ったとの調査結果を公表した。平均すると1カ月に3件程度になる。患者の死亡例は20件、障害の残る可能性の高い例は26件で、全体の2割が重大な事故だった。抗がん剤はがんの有効な治療法だが、使い方を誤った時のリスクは高い> と報じている。
<......調査は2010年から現在の方法で統計を取り始め、今年3月までの6年3カ月間の結果をまとめた。最も多かったのは「血管外への漏れ」(68件)で、副作用など患者の容体悪化 53件 ▽過剰投与 34件 ▽投与日・日数間違い 11件 ▽薬の種類の間違い 10件 ▽患者の間違い 6件 −−と続く。 半数以上の128件は看護師などの投与に伴うミスだったが、医師の処方の誤りも41件あった。個別のケースでは、薬剤師が暗算したことによる薬の濃度の間違いや、治療計画作成時の薬剤師の数値入力ミスなどが起きていた。【野田武】> とある。
抗がん剤事故 228件 血管外漏れや過剰投与 2010年以降・日本医療機能評価機構調査/毎日新聞/2016.06.29
国内で起きた医療事故情報を収集する公益財団法人・日本医療機能評価機構(東京都)は28日、抗がん剤に関する事故が6年3カ月間で228件に上ったとの調査結果を公表した。平均すると1カ月に3件程度になる。患者の死亡例は20件、障害の残る可能性の高い例は26件で、全体の2割が重大な事故だった。抗がん剤はがんの有効な治療法だが、使い方を誤った時のリスクは高い。
調査は2010年から現在の方法で統計を取り始め、今年3月までの6年3カ月間の結果をまとめた。最も多かったのは「血管外への漏れ」(68件)で、副作用など患者の容体悪化 53件 ▽過剰投与 34件 ▽投与日・日数間違い 11件 ▽薬の種類の間違い 10件 ▽患者の間違い 6件 −−と続く。
半数以上の128件は看護師などの投与に伴うミスだったが、医師の処方の誤りも41件あった。個別のケースでは、薬剤師が暗算したことによる薬の濃度の間違いや、治療計画作成時の薬剤師の数値入力ミスなどが起きていた。
【野田武】
上記記事での "事故" は、公表され表面化したデータに基づくものだけ、と考えざるを得ない。 したがって、"潜伏しているケースなど" をも視野に入れるならば、残念ながら実情は、推して知るべしと言わなければならないようだ...... (2016.07.02)
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