"老化" と "長寿" は、人間の "果てしなき課題" なのかもしれない。 そして、<"長寿" を担っているとされる "サーチュイン遺伝子" については、かねてより注目されており、この "遺伝子" を "目覚めさせる" には、"飢餓状態" が契機となる(食事量、カロリー摂取の制限を続けることによって活性化)>(関連記事 参照) といった期待なども指摘されている。
◆ 参照 当誌過去の "サーチュイン" 関連記事
(1) 長寿は、その質の「健康寿命」として問われ始める!調査結果"沖縄"の例!(聖徳大教授)/当誌 2016.06.14
(2) "ストレスによるうつを防ぐ働き"のある酵素(サーチュイン)を解明!マウスで (山口大)/当誌 2016.03.25
(3) 長寿遺伝子とされる「サーチュイン」の働きを強めて、脳梗塞による"認知症"を防ぐ!/当誌 2014.09.13
今回注目する下記引用サイト記事 : 老化抑制物質を人に投与、慶大 病気予防に期待/共同通信/2016.07.11 - 19:43 は、 <慶応大は11日、高齢化によって増えるさまざまな病気の予防に役立てようと、老化に伴う症状を抑える効果がマウスでみられた物質を、人間に投与する臨床研究を始めたと発表した> と報じている。
<......健康な人を対象に、まず安全性を確認するのが狙い。伊藤裕教授(内分泌代謝学)は「安全性が確認できれば将来、具体的な効果を調べたい」と話している。 投与するのは「ニコチンアミド・モノヌクレオチド(NMN)」。人間や動物の体内にもともとあり、長寿遺伝子として知られる「サーチュイン」の働きを強める化合物の材料となる> とある。
老化抑制物質を人に投与、慶大 病気予防に期待/共同通信/2016.07.11 - 19:43
慶応大は11日、高齢化によって増えるさまざまな病気の予防に役立てようと、老化に伴う症状を抑える効果がマウスでみられた物質を、人間に投与する臨床研究を始めたと発表した。
健康な人を対象に、まず安全性を確認するのが狙い。伊藤裕教授(内分泌代謝学)は「安全性が確認できれば将来、具体的な効果を調べたい」と話している。
投与するのは「ニコチンアミド・モノヌクレオチド(NMN)」。人間や動物の体内にもともとあり、長寿遺伝子として知られる「サーチュイン」の働きを強める化合物の材料となる。
上記記事で着目し、期待される点は、<長寿遺伝子として知られる「サーチュイン」の働き> という総論的レベルが、"具体的レベル" へと移行し、この遺伝子の <働きを強める化合物の材料となる物質> に着眼することになったという点ではないかと思われる...... (2016.07.14)
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