抗がん剤などのがん新薬は、新しい視点からの開発に基づき次々と医療現場に供されている。 だが、一方で、"(高)価格" に関する懸念や、"副作用" への心配が解消されているわけでもなさそうだ。
◆ 参照 当誌過去の "オプジーボ" 関連記事
(1) がんの治療薬「オプジーボ」など "費用対効果"検証(総医療費の抑制が目的)!(厚労省)/当誌 2016.04.30
(2) 皮膚がん抗がん剤「オプジーボ」で、"重い糖尿病"を発症!厚労省が注意を呼びかけ!/当誌 2016.01.31
(3) <厚生労働省は15日、皮膚がんの一種「メラノーマ」の治療薬「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)を投与された患者1人が、全身の筋力が低下する「重症筋無力症」を発症して死亡したとして、製造販売元の小野薬品工業(大阪市)に対し、薬の説明文書を改め、医師らに注意を呼びかけるよう指示した。この薬は、がん細胞の影響で抑えられていた免疫を再び活性化させる新しいタイプで、昨年7月に承認された。......> ( 皮膚がん治療薬"ニボルマブ"投与の患者が"重症筋無力症"で死亡!厚労省が注意指示!/当誌 2015.09.17 )
今回注目する下記引用サイト記事 : がん新薬の併用で死亡例 臨床腫瘍学会が注意喚起/共同通信/2016.07.13 - 21:57 は、 <日本臨床腫瘍学会は13日、がんの新薬「オプジーボ」の投与後に、別の種類のがん治療薬を併用した肺がん患者が、副作用とみられる間質性肺疾患を発症し死亡した例があるとして注意喚起した> と報じている。
<......オプジーボを製造する小野薬品工業は、影響が否定できない症例が7例あり、3例が死亡したとしている。併用された薬剤「タグリッソ」を製造するアストラゼネカは、投与中は十分に経過観察し、異常があれば中止するよう呼び掛けた。 両方の薬とも添付文書の「重大な副作用」に間質性肺疾患を記載している。厚生労働省は「情報を収集して専門家らと協議し、必要な対応を取りたい」と話した> とある。
がん新薬の併用で死亡例 臨床腫瘍学会が注意喚起/共同通信/2016.07.13 - 21:57
日本臨床腫瘍学会は13日、がんの新薬「オプジーボ」の投与後に、別の種類のがん治療薬を併用した肺がん患者が、副作用とみられる間質性肺疾患を発症し死亡した例があるとして注意喚起した。
オプジーボを製造する小野薬品工業は、影響が否定できない症例が7例あり、3例が死亡したとしている。併用された薬剤「タグリッソ」を製造するアストラゼネカは、投与中は十分に経過観察し、異常があれば中止するよう呼び掛けた。
両方の薬とも添付文書の「重大な副作用」に間質性肺疾患を記載している。厚生労働省は「情報を収集して専門家らと協議し、必要な対応を取りたい」と話した。
上記記事における "今回の死亡事故" は、"薬剤の併用" によって "副作用" が重篤となった結果とうかがえる。 医師側は、<投与中は十分に経過観察し、異常があれば中止する> といった慎重さがより強く要請される...... (2016.07.15)
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