ザックリと言って、"経済的生活状態の高低" が、健康状態や "死亡リスク" にどう影響するのか、という視点は興味深いに違いない。 ただ、必ずしも厳密な議論にはなりにくいことから、その解釈はばらつくのかもしれない。
今回注目する下記引用サイト記事 : 子供の頃に貧乏だった男性、裕福な人より死亡リスク3割減/yomiDr. ヨミドク/2016.08.15 は、 <終戦前後に子どもだった頃の経済状況が悪かった高齢男性の死亡リスクは、裕福だった人より約3割低いとの研究結果を、東京医科歯科大学の谷友香子研究員(公衆衛生学)らが発表した> と報じている。
<......経済状況が悪くて若いうちに死亡した人が多い反面、丈夫な人が生き残っている可能性があるという。 2010年時点で65歳以上の男性7143人、女性8306人に、15歳の時の経済状況を世間一般から見て裕福なほうから上、中、下のどれにあたるかを尋ね、3年間追跡した。 年齢や現在の経済状況なども加味して分析したところ、男性では「上」の人の死亡リスクに比べ、「中」は25%、「下」は36%低かった。経済状況が悪いほうが若いうちから働いて活動性が高まり、丈夫になったことも考えられるという。 女性に死亡リスクの差はみられなかった> とある。
子供の頃に貧乏だった男性、裕福な人より死亡リスク3割減/yomiDr. ヨミドク/2016.08.15
終戦前後に子どもだった頃の経済状況が悪かった高齢男性の死亡リスクは、裕福だった人より約3割低いとの研究結果を、東京医科歯科大学の谷友香子研究員(公衆衛生学)らが発表した。
経済状況が悪くて若いうちに死亡した人が多い反面、丈夫な人が生き残っている可能性があるという。
2010年時点で65歳以上の男性7143人、女性8306人に、15歳の時の経済状況を世間一般から見て裕福なほうから上、中、下のどれにあたるかを尋ね、3年間追跡した。
年齢や現在の経済状況なども加味して分析したところ、男性では「上」の人の死亡リスクに比べ、「中」は25%、「下」は36%低かった。経済状況が悪いほうが若いうちから働いて活動性が高まり、丈夫になったことも考えられるという。
女性に死亡リスクの差はみられなかった。
<経済状況が悪くて若いうちに死亡した人が多い反面、丈夫な人が生き残っている可能性がある> という分かりやすい見方もさることながら、<経済状況が悪いほうが若いうちから働いて活動性が高まり、丈夫になったことも考えられる> という解釈が、現代環境では一定の説得力を持つ、とも言えそうか...... (2016.08.17)
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