"再生移植医療" の重要な要素となりつつある "iPS細胞" は、その迅速かつ安定した供給/備蓄に向けた体制整備が旺盛に進められている。
◆ 参照 当誌過去の "iPS細胞" 関連記事
(1) 再生医療向け"備蓄iPS細胞"の安全性確認に"人工知能(AI)"を取り入れる構想!山中教授/当誌 2016.07.29
(2) 他人に移植しても拒絶反応が起こりにくい人の"iPS細胞"備蓄!東京でも"採血"!(京大)/当誌 2016.07.10
(3) "臨床用iPS細胞"初の有償提供!大日本住友製薬に (京都大/iPS細胞ストック計画の一環)/当誌 2015.08.08
(4) "医療用iPS細胞"(患者本人以外の人から作製保存)を今秋にも提供!(京大iPS細胞研究所)/当誌 2015.05.02
(5) iPS細胞移植手術、"他人の細胞からのiPS細胞作製"でコスト大幅減!手術待ち期間短縮!/当誌 2015.03.23
今回注目する下記引用サイト記事 : 血液に変化するiPS細胞を選別 ...京大研究所、白血病治療に応用期待/yomiDr. ヨミドク/2016.08.01 は、 <血液の細胞に変わりやすいiPS細胞(人工多能性幹細胞)を選ぶ方法を開発したと、京都大iPS細胞研究所などのチームが発表した。 白血病など血液の病気を治療する再生医療に応用が期待できるという。米科学誌セル・ステム・セル電子版に掲載された> と報じている。
<......iPS細胞は様々な細胞に変わる能力を持つが、細胞によって変化のしやすさが違い、その理由はわかっていなかった。 チームは、15人の皮膚や血液から約60種類のiPS細胞を作り、血液細胞に変化させた時に、遺伝子がどう働くかを調べた。その結果、血液細胞に変わりやすいiPS細胞では、初期の段階で胎児の成長などに関わる「IGF2」という遺伝子の働きが活発になることなどを突き止めた> とある。
血液に変化するiPS細胞を選別 ...京大研究所、白血病治療に応用期待/yomiDr. ヨミドク/2016.08.01
血液の細胞に変わりやすいiPS細胞(人工多能性幹細胞)を選ぶ方法を開発したと、京都大iPS細胞研究所などのチームが発表した。
白血病など血液の病気を治療する再生医療に応用が期待できるという。米科学誌セル・ステム・セル電子版に掲載された。
iPS細胞は様々な細胞に変わる能力を持つが、細胞によって変化のしやすさが違い、その理由はわかっていなかった。
チームは、15人の皮膚や血液から約60種類のiPS細胞を作り、血液細胞に変化させた時に、遺伝子がどう働くかを調べた。その結果、血液細胞に変わりやすいiPS細胞では、初期の段階で胎児の成長などに関わる「IGF2」という遺伝子の働きが活発になることなどを突き止めた。
"iPS細胞" 技術は、いよいよ、<iPS細胞は様々な細胞に変わる能力を持つ> という "総論レベル" から、"各論レベル" の <細胞によって変化のしやすさが違う> へと踏み込み始めた、と言えそうである...... (2016.08.03)
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