体内の細胞は、新陳代謝で新旧が入れ替わってゆくものと思われがちだ。 が、必ずしもそうとばかりとも言えず、"老化細胞" と、その蓄積という現象が問題となるようだ。
◆ 参照 当誌過去の "老化" 関連記事
(1) "老化抑制物質(サーチュインの材料)"を人に投与する臨床研究!病気予防に期待!(慶大)/当誌 2016.07.13
(2) 染色体の末端にあって長さが"余命の目安"とされる"テロメア"と"地中海式ダイエット"!/当誌 2015.01.14
(3) <"長寿" を担っているとされる "サーチュイン遺伝子" については、かねてより注目されており、この "遺伝子" を "目覚めさせる" には、"飢餓状態" が契機となる(食事量、カロリー摂取の制限を続けることによって活性化)とか、赤ワインやぶどうの皮に含まれ "レスベラトロール" の服用が効果的だとか......、と。> ( 長寿遺伝子とされる「サーチュイン」の働きを強めて、脳梗塞による"認知症"を防ぐ!/当誌 2014.09.13 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 老化細胞の除去で若返り マウスの肺、弾力回復/共同通信/2016.08.04 - 22:18 は、 <年を取ったマウスの肺にある老化した細胞だけを薬で取り除き、肺を若返らせることに成功したと、国立長寿医療研究センター(愛知県)などのチームが4日、米医学誌電子版に発表した> と報じている。
<......同センター研究所の丸山光生副所長は「人の老化細胞も除去できれば、肺の病気の予防や治療につながるかもしれない」と話している。 体の中には加齢によって増殖しなくなり、組織に蓄積する細胞があり、老化細胞と呼ばれる。肺が老化すると弾力がなくなり、呼吸が困難になる慢性閉塞性肺疾患(COPD)などにつながる恐れがある> とある。
老化細胞の除去で若返り マウスの肺、弾力回復/共同通信/2016.08.04 - 22:18
年を取ったマウスの肺にある老化した細胞だけを薬で取り除き、肺を若返らせることに成功したと、国立長寿医療研究センター(愛知県)などのチームが4日、米医学誌電子版に発表した。
同センター研究所の丸山光生副所長は「人の老化細胞も除去できれば、肺の病気の予防や治療につながるかもしれない」と話している。
体の中には加齢によって増殖しなくなり、組織に蓄積する細胞があり、老化細胞と呼ばれる。肺が老化すると弾力がなくなり、呼吸が困難になる慢性閉塞性肺疾患(COPD)などにつながる恐れがある。
<老化した細胞だけを薬で取り除き、......> とある <薬> に関しては定かではないが、今後、<老化細胞除去薬> とでも呼ばれるような "薬" が開発されるのであろうか...... (2016.08.06)
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