"喫煙" はおろか、"受動喫煙" でさえ思いのほか健康を損ねる、との指摘は、すでに繰り返されて来た。
◆ 参照 当誌過去の "受動喫煙" 関連記事
(1) <......受動喫煙が原因で死亡する人は、国内で年間約1万5000人に上るとの推計を厚生労働省の研究班が30日までにまとめた。平成22年の推計では約6800人で、その後に脳卒中との因果関係が明らかになったことから、脳卒中による死亡の約8000人が上積みされ、2倍以上になった......> ( "受動喫煙"(他人が吸うたばこの煙)で1万5千人死亡!半数以上が"脳卒中"(厚労省研究班)/当誌 2016.06.01 )
(2) <......喫煙は、多くの種類のがんで発病リスクを引き上げている。喫煙が原因のがんは、がん全体のうち、男性では約3割、女性では5%......> ( がん予防!"喫煙"と"感染"をなくせば、日本人のがんは3割程度減る計算(国立がん研)!/当誌 2014.06.23 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 受動喫煙で肺がん1.3倍 危険性「確実」に格上げ/共同通信/2016.08.31 - 00:08 は、 <国立がん研究センター(東京)は30日、多数の日本人を対象とした複数の研究を統合的に解析したところ、他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」で肺がんになるリスクは、受動喫煙しない場合に比べて約1.3倍となり、危険性が明確になったと発表した。このため、肺がんに対する受動喫煙のリスク評価を従来の「ほぼ確実」から「確実」に格上げした> と報じている。
<......日本の受動喫煙対策は国際的に不十分とみられており、多数の外国人が訪れる2020年の東京五輪に向けて、受動喫煙の対策強化が急務となりそうだ> とある。
受動喫煙で肺がん1.3倍 危険性「確実」に格上げ/共同通信/2016.08.31 - 00:08
国立がん研究センター(東京)は30日、多数の日本人を対象とした複数の研究を統合的に解析したところ、他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」で肺がんになるリスクは、受動喫煙しない場合に比べて約1.3倍となり、危険性が明確になったと発表した。このため、肺がんに対する受動喫煙のリスク評価を従来の「ほぼ確実」から「確実」に格上げした。
日本の受動喫煙対策は国際的に不十分とみられており、多数の外国人が訪れる2020年の東京五輪に向けて、受動喫煙の対策強化が急務となりそうだ。
<他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」で肺がんになるリスク> を抑制しようとする傾向は、併せて、日常生活に潜伏するさまざまな "発がん物質(医療環境も含め)" をも監視・排除する風潮へとつながってゆくことが期待される...... (2016.09.01)
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