早期では自覚症状が少なく、多くが手術不可能な進行がんの状態で発見される、治療が困難ながん! と言われ続けてきた "膵臓がん" の実態が、統計的数字で裏付けられることになった......
◆ 参照 当誌過去の "膵臓がん" 関連記事
(1) 「切るしかない」に騙されるな! 受けてはいけないがん手術!手術至上主義への疑問!/当誌 2016.06.25
(2) がん悪化のタンパク質「Dkk1」/「CKAP4」特定! 難治性の「肺がん・膵臓がん」(阪大)/当誌 2016.06.23
(3) 早期発見が難しい"膵臓がんの血液検査法"(特定RNAの含有量測定)を開発!(東大病院)/当誌 2016.06.06
(4) 手術が可能な比較的早期の"膵臓がん"、その"目印"特定! 検診実用化へ、神戸大検証!/当誌 2015.11.11
(5) <"膵臓がん" は、悪性腫瘍の中で最も死亡率が高いものの一つ(5年生存率は5%にも満たない)とされている。 と言うのも、"膵臓がん" は早期では自覚症状が少なく、約6割が手術不可能な進行がんの状態で発見される、"治療が困難ながん!" だから......> ( 味の素 "血液検査"で膵臓がんリスク判定 早期発見!人間ドックのオプション検査開始!/当誌 2015.06.15 )
今回注目する下記引用サイト記事 : 膵臓がん、4割は転移後発見 治療の難しさ浮き彫り/共同通信/2016.09.26 - 00:04 は、 <膵臓がん患者の約4割は、がんが見つかったとき既に他の臓器に転移するなど進行した状態であることが26日、国立がん研究センターの集計で分かった。膵臓がんは病状が現れにくいため、治療につながる早期発見が難しいとされるが、最新のデータであらためて実態が浮かび上がった> と報じている。
<......がん治療の中核となる全国421の「がん診療連携拠点病院」を、2014年に受診した約67万人分の「院内がん登録」のデータを分析。 その結果、膵臓がんの患者は発見時に、他の臓器に転移するなどステージが最も進んだ4期だった人が43%だった。一方、0期と1期は計12%だった> とある。
膵臓がん、4割は転移後発見 治療の難しさ浮き彫り/共同通信/2016.09.26 - 00:04
膵臓がん患者の約4割は、がんが見つかったとき既に他の臓器に転移するなど進行した状態であることが26日、国立がん研究センターの集計で分かった。膵臓がんは病状が現れにくいため、治療につながる早期発見が難しいとされるが、最新のデータであらためて実態が浮かび上がった。
がん治療の中核となる全国421の「がん診療連携拠点病院」を、2014年に受診した約67万人分の「院内がん登録」のデータを分析。
その結果、膵臓がんの患者は発見時に、他の臓器に転移するなどステージが最も進んだ4期だった人が43%だった。一方、0期と1期は計12%だった。
<膵臓がんは病状が現れにくいため、治療につながる早期発見が難しい> ため、"治療が困難ながん!" とされてきたわけだが、"今回のデータ集計" でそれが裏付けられた格好だ。 この厳しい事実は、今後どう克服されて行くのか...... (2016.09.28)
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