"視覚障害者の視力補助" については、その"障害" の状況に応じてさまざまな治療・補助機器が開発されている。
◆ 参照 当誌過去の "視力回復" 関連記事
○ <英中部のマンチェスター大は22日までに、眼鏡に取り付けた小型カメラの映像を電気信号に変換し、眼球に埋め込んだ電極から網膜に伝えることで視力を回復する手術を、80歳の男性患者に実施したと発表した。高齢のため視力が衰える「加齢黄斑変性」の患者に対する人工眼の手術は世界で初めて> ( 英の高齢者に初の"人工眼"手術、電極埋め込み視力回復!映像の電気信号で網膜を刺激!/当誌 2015.07.25 )
今回注目する下記引用サイト記事 : QDレーザ、視覚障害者の視力補助 独で治験へ/日本経済新聞/2016.09.05 - 01:05 は、 <半導体レーザーを手がけるQDレーザ(川崎市)は来年にも、メガネ型の装置で視覚障害者の視力を補助する臨床試験(治験)をドイツで始める。小型カメラで撮影した映像をレーザー光で目の網膜に直接投影する。角膜などに異常のある重い障害でも、網膜に問題がなければ映像が見えるという> と報じている。
<......人間がものを見るとき、光が角膜や水晶体を通って網膜で焦点を結び、像を認識している。角膜や水晶体などに問題があると網膜に焦点が合わない。開発した装置はレーザー光が網膜に直接像を描くため、極度の近眼や角膜に障害がある人でも使える。レーザー光は微弱なため、安全性に問題はないという。 治験はドイツのエッセン大学病院などで実施する。角膜が白く濁るなどの症状があり、矯正視力が0.3以下などの条件を満たす患者20~30人が対象になる予定だ。10月ごろから手続きを始める。視力を補助する医療機器として、欧州での認証取得を目指す。 国内の臨床研究では、白内障患者などの視力が0.4~0.7相当になったという。今後、国内での治験を目指して医薬品医療機器総合機構(PMDA)と交渉する> とある。
QDレーザ、視覚障害者の視力補助 独で治験へ/日本経済新聞/2016.09.05 - 01:05
半導体レーザーを手がけるQDレーザ(川崎市)は来年にも、メガネ型の装置で視覚障害者の視力を補助する臨床試験(治験)をドイツで始める。小型カメラで撮影した映像をレーザー光で目の網膜に直接投影する。角膜などに異常のある重い障害でも、網膜に問題がなければ映像が見えるという。
人間がものを見るとき、光が角膜や水晶体を通って網膜で焦点を結び、像を認識している。角膜や水晶体などに問題があると網膜に焦点が合わない。開発した装置はレーザー光が網膜に直接像を描くため、極度の近眼や角膜に障害がある人でも使える。レーザー光は微弱なため、安全性に問題はないという。
治験はドイツのエッセン大学病院などで実施する。角膜が白く濁るなどの症状があり、矯正視力が0.3以下などの条件を満たす患者20~30人が対象になる予定だ。10月ごろから手続きを始める。視力を補助する医療機器として、欧州での認証取得を目指す。
国内の臨床研究では、白内障患者などの視力が0.4~0.7相当になったという。今後、国内での治験を目指して医薬品医療機器総合機構(PMDA)と交渉する。
上記記事での "メガネ型の装置" は、<開発した装置はレーザー光が網膜に直接像を描くため、極度の近眼や角膜に障害がある人でも使える。レーザー光は微弱なため、安全性に問題はない> という固有のメリットを発揮するようだ...... (2016.09.07)
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